「テキサスホールデムでなかなか勝てない」「トーナメントで勝ち進めない」と悩んでいるプレイヤーのみなさんに向けて、テキサスホールデムのさまざまなシチュエーションに合わせた戦略をまとめて紹介しています。
テキサスホールデムポーカーはランダムにカードが配られるため運の要素が強いと思われがちですが、適切な戦略を使えば勝つ可能性は高くなります。
初心者でもわかりやすい基本戦略~上級者まで活用できる戦略を解説していきます。
この記事でわかること
- テキサスホールデムに戦略が必要な理由
- テキサスホールデムの戦略の基本
- ポジションごとの戦略
- オールイン戦略
- ベットラウンドごとの戦略
- キャッシュゲームでの戦略
- トーナメントでの戦略
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テキサスホールデムに戦略が必要な理由
ご存じの通り、テキサスホールデムは、2枚の手札とコミュニティカードで出来るハンド(役)の強さでプレイヤー同士が競います。
コミュニティカードは、フロップで3枚、続いてターンで1枚、リバーで1枚がテーブルに開かれます。
途中で勝つ見込みがないと判断できれば、わざわざチップを失うような勝負をせずにゲームから降りればよいでしょう。
さらに言えば、2枚の手札が配られたプリフロップの段階で勝てないと判断できれば、さらに失うチップは少なくなります。
ゲームを続けるのか降りるのか、その判断を下すために必要なのがテキサスホールデムの戦略です。
さらにほかのプレイヤーのハンドを推測すれば、次のような戦略が考えられます。
タイミング | アクション |
---|---|
ほかのプレイヤーがゲームから降りる前に | ベットするチップを増やす |
ほかのプレイヤーが状況を把握する前に | チップを増やしてゲームから降ろす |
自分が強いハンドを持っていると判断させて | ゲームから降ろす |
不十分な情報しかない状況を利用することで、さまざまな戦略が生まれます。
それでは、テキサスホールデムの戦略を具体的に詳しく説明していきます。
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テキサスホールデムの戦略の基本
まず最初に、「テキサスホールデムの戦略」に必要となる4つの基本を説明します。
- 自分の勝率を把握する
- ポットオッズを計算する
- 期待値がプラスの時に勝負する
- ポットオッズをコントロールする
その1.自分の勝率を把握する
テキサスホールデムでは、自分の勝率がどの程度かを常に考えることが必要です。
52枚という限られたカードを使うゲームであることから、配られた2枚のカードやテーブルに開くコミュニティカードから、勝率を計算することが可能となります。
最初のうちはアプリや計算サイトなどを利用することで、カードを入力すると勝率がすぐに表示されます。
プレイ経験を何千何万と積むことで、ツールを使わずとも瞬時にある程度の勝率は弾き出せるようになります。
その2.ポットオッズを計算する
もうひとつ把握しておきたいのが「ポットオッズ」です。
ポットオッズとは、自分がベットしたチップに対して、最後に勝利した場合に獲得できるポットのチップの割合を示すものです。
たとえば、10BB(BB=ブラインド)のチップを賭けて40BBのポットを獲得するならば、ポットオッズは40÷10=4(倍)であると計算します。
その3.期待値がプラスの時に勝負する
勝率とポットオッズがわかれば「期待値」が算出できます。
たとえば勝率が30%でポットオッズが4倍であれば、期待値は0.3×4=1.2となります。これは自分が投じたチップに対して平均すれば1.2倍のチップを獲得できることを意味します。
あるいは勝率が30%でポットオッズが2倍なら、期待値は0.6となり賭けたチップの6割しか得られないことがわかるでしょう。
つまり期待値が1を超える時にのみ勝負をすれば、プレイ回数を重ねることでチップはその期待値を反映して増減することがわかります。
その4.ポットオッズをコントロールする
ポットオッズは、自分がどのくらいのチップをベットするのかにより変動するため、プレイヤーがコントロールすることが可能です。
ポットオッズをいかに自分に有利なものにするためのコントロールに必要なのが戦略です。
具体的な方法は、後述しています。
テキサスホールデムの戦略
それでは、具体的にテキサスホールデムで勝つために4つの戦略を順番に説明していきましょう。
- ポジションごとの戦略
- ポットコントロールの戦略
- プリフロップでのオールイン戦略
- ベットラウンドごとの戦略
その1.ポジションごとの戦略
テキサスホールデムは、ポジションによっても取るべき戦略が異なります。
「アーリーポジション」「ミドルポジション」「レイトポジション」ごとに分けて戦略を説明していきます。
ポジションにより戦略が異なる理由
テキサスホールデムのゲーム中に得られる情報は「自分の手札」と「テーブルのコミュニティカード」そして「ほかのプレイヤーのアクション」です。
ただし、プリフロップの段階ではコミュニティカードもないため、勝率も正確には算出することができません。
そのため、プリフロップではポジションごとにゲームに参加する「ハンドレンジ」をどのように設定するかがポイントになります。
最初にアクションを決めるポジションのプレイヤーは得られる情報が少なく、順番が後になるほど他のプレイヤーの情報を多く得ることができます。
つまり、最後の順番であるレイトポジションは有利に、最初のアーリーポジションは不利になるということをふまえ、ポジションごとに戦略が必要になります。
【アーリーポジションでの戦略】
アーリーポジションは、最初にアクションをするポジションで、SB(スモールブラインド)、BB(ビッグブラインド)、UTG(アンダーザガン)が該当します。
アーリーポジションでは、ほかのプレイヤーのアクションを見ることができないため、強いハンドを持っているのか、それとも弱いハンドでゲームに参加しているのかを判断することできません。
そのため、ほかのプレイヤーが強いハンドを持っていることを想定して、自身も強いハンドでゲームに参加します。
そして、ゲームへの参加率を低めに設定する(ハンドレンジを狭める)戦略を取ることが必要です。
ポケットハンド(手札がペア)の場合は「88」以上オフスーテッド(異なるスーツ)なら「A K Q J」を含む場合にのみ参加するのが目安です。
【ミドルポジションでの戦略】
ミドルポジションには、アーリーポジションの次にアクションをします。UTGの左から2人(あるいは3人)が位置します。
アーリーポジションのアクションを見れますが、うしろにもプレイヤーが控えているという立場です。
ミドルポジションでは、アーリーポジションよりもゲームに参加できるハンドレンジは広くなります。
ポケットハンドなら「55」以上に、オフスーテッドなら「A K Q J T」を含むカードが参加する目安です。
【レイトポジションでの戦略】
レイトポジションには、HJ(ハイジャック)、CO(カットオフ)、BTN(ディーラーボタン)が該当します。
前のプレイヤーのアクションを確認できるので有利となります。よってプリフロップで参加するハンドレンジも広めに設定することができます。
ポケットハンドは「33」や「22」でもよいですし、オフスーテッドなら「A」から「8」までを含むハンドが目安になります。
スターティングハンドの目安
それでは、ポジションごとにゲームに参加する目安となるハンドを把握しておきましょう。
次の表はポジションごとに、フォールドで回ってきた時にレイズできるハンドのおおよその目安です。
※ 「+」とはそれ以上のランクという意味
※ 「s」は「スーテッド」、「o」は「オフスーツ」
とくかくより多くのゲーム経験を積んで、自分なりのアップデートをしていくことをおすすめします。
その2.ポットコントロールの戦略
次に、「ポットコントロールでの戦略」を説明していきましょう。
ポットコントロールは、勝率によって変えていきます。
勝率が高い場合 | ポットサイズを大きくする |
勝率が低い場合 | ポットサイズを小さくする |
※ ポットサイズとはポットのチップ量を意味します。
【ポットサイズを大きくする理由と方法】
勝率が高い時に、ポットサイズを大きくする理由は、少しでも多くのポットを獲得するためです。
ポットサイズを大きくするには、自身が「レイズ」して相手プレイヤーに「コール」をしてもらうこと。
問題は相手プレイヤーが不利だと判断すればフォールドされるということです。これでは勝利した時のポットを大きくすることはできません。
そこで「チェックコール」といったテクニックが必要になります。
まずは相手にベットあるいはレイズさせて、自分は控えめなアクションに留めるということです。それを見て相手はターン、リバーとさらにポットを大きくします。そこで「レイズ」すれば、相手はもう引くことができずに「コール」で応えざるを得なくなるでしょう。
【ポットサイズを小さくする理由と方法】
勝率が低い時にポットサイズを小さくする理由は、より多くのプレイヤーがゲームに参加できるようにするためです。
ベットするプレイヤーが多いほど、相対的にポットに対する自分のベット額を少なくすることができます。
つまり、ポットオッズが大きくなり、負けた時の損失も小さくできることとなります。
ポットサイズを小さくする方法は「チェック」と「コール」のみです。
そこで、必要となるのが「ブラフ」による牽制です。
ほかのプレイヤーは自分が有利だと判断すればポットサイズを大きくします。
しかし、相手のハンドが強い可能性があると判断すれば、たとえ強いハンドを持っていたとしてもポットサイズを大きくするリスクは取れません。
そこで、ポットサイズを小さくしてボードのカードを見にいくことになります。
たとえばフラッシュやスリーカードが完成する可能性のあるボードであれば、先制のベットを打つことで相手を牽制できます。
ブラフのテクニックを使うことで、ポットサイズを小さくコントロールすることが可能となります。
ポットコントロール戦略におけるポイント
勝率が低くてもポットオッズが高ければ、期待値はプラスになります。
しかし、テキサスホールデムはヘッズアップ(1対1)になると、フロップからターン、そしてリバーへと進むにつれてお互いのベット額が増加しポットオッズは50%に近づいていきます。参加するプレイヤー数が多ければ、ポットオッズは大きくなります。つまり、勝率が低くても、ゲームに参加する価値はあると判断できます。
しかし、フロップからリバーへと進む中で次第にフォールドするプレイヤーが増えていき、最終的にはヘッズアップとなる可能性が高くなります。
どれほどポットコントロールをしようとも、最終的にヘッズアップになれば「勝率は50%以上が必要」になることを頭に入れておきましょう。
その3.プリフロップでのオールイン戦略
プリフロップの段階でオールインするプレイヤーは少なからずいます。
基本的にはオールインに応える必要はありませんが、ハンドごとの勝率は頭に入れておくとよいでしょう。
相手プレイヤーのハンドを推測でき、勝率が50%を超えるならオールインする価値はあると判断できます。
※ あくまでも勝率は目安です。
その4.ベットラウンドごとの戦略
次に、プリフロップからリバーまで「ベットラウンドごとの戦略」を3つにわけて説明します。
- プリフロップでの3BBベット戦略
- フロップとターンでのベット戦略
- ターンでのベット戦略
【プリフロップでの3BBベット戦略】
プリフロップでゲームに参加し、フロップでハンドがボードにヒットする(ペアが出来る)確率はおよそ3分の1とされています。
つまり勝率が3分の1であると考えれば、ポットオッズは3倍以上が必要になるということです。
もし自分のハンドが有利だと判断しても、さほど強くないハンドを持つプレイヤーが1人でもフロップへ進めば3分の1の確率でハンドを作り負ける可能性があります。
そのため、プリフロップの時点でフォールドさせたほうが良いと判断します。
プリフロップで3BBをベットすれば、SBとBBがすでに1.5BBをベットしているので、ほかのプレイヤーは3BBでコールするとポットは7.5BBになりポットオッズは2.5倍になります。
よって強いハンドを持っていないプレイヤーは3分の1の勝率のために2.5倍のポットオッズを狙うのは割りが合わないと判断し、フォールドする可能性が高くなります。
そこで、プリフロップでは「3BBベット」でほかのプレイヤーをフォールドさせるというのがベット戦略の基本となっています。
【フロップとターンでのベット戦略】
フロップとターンでは、「勝率」と「ポットオッズ」を計算してアクションの判断をします。
たとえばボードに「A」が開き相手プレイヤーは「Aのペア」をヒットさせていると判断したとしましょう。
一方で、自分に「フラッシュドロー」もしくは「ストレートドロー」が出来ているとします。
この場合、ターンまたはリバーで1枚のカードをヒットさせればハンドが完成し逆転できます。そして、その確率はおよそ3分の1になることがわかっています。
ポットオッズが3倍以上あればボードが開くのを見にいくことができるでしょう。
つまり、自分ができるのは、いかにポットオッズを3倍以上にするかというポットコントロールだということがわかります。
逆の立場で、相手プレイヤーに「フラッシュドロー」もしくは「ストレートドロー」の可能性があるとすれば、いかにポットオッズを3倍未満に抑えるかがポイントです。
【ターンでのベット戦略】
ターンではもうカードが開かれることがないので、「自分の勝率」と「ポットオッズ」をみてアクションを決めることになります。
オッズが合わないと判断したら迷わずにフォールドしましょう。
キャッシュゲームとトーナメントの戦略の違い
テキサスホールデムには大きく分けると「キャッシュゲーム」と「トーナメント」という2つのゲームがあります。
- キャッシュゲーム:プレイヤーはチップを購入して参加し、プレイヤー同士が直接チップを奪い合う
- トーナメント:プレイヤーは参加費を支払ってチップを受取り、チップがなくなったら脱落となる
目的が異なるため、「キャッシュゲーム」と「トーナメント」では戦略も異なります。
テキサスホールデムのキャッシュゲームでの戦略
テキサスホールデムのキャッシュゲームにおける戦略で重視するのは「期待値」です。
キャッシュゲームでは、プレイヤー同士が直接的にチップを奪い合うゲームのため、1ゲームごとにチップが増減し、結果的に自分が持つスタック(テーブルに持ち込むチップの総量)が増減していきます。
テキサスホールデムのゲームは、たとえ勝率が高くても負けることはありますし、逆に勝率が低くても勝つことはあります。
しかし確実に言えるのは、期待値がプラスのゲームをする限り、長期的に見ればスタックは増え続けること可能性が高いということです。
そこで、1ゲームごとに自分の勝率をチェックし、期待値がプラスとなるようポットオッズを高めることに専念することがキャッシュゲームでの基本的な戦略だと言えます。
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テキサスホールデムのトーナメントでの戦略
一方で、トーナメントでは最後まで勝ち残るためにはスタックをゼロにしてはいけません。
たった1回の勝負で負けるとトーナメントから敗退することもあります。
たとえ勝率が高く期待値がプラスであっても、オールイン対決で負ければそこでトーナメントは終了です。
つまり、期待値がプラスでの勝負を続けたとしても、トーナメントでの勝利につながらなければ意味がないのです。
そしてもうひとつ、勝率が高い時にのみ勝負をしていては、次第に不利になるというトーナメント特有の仕組みがあります。
SB(スモールブラインド)とBB(ビッグブラインド)が支払うブラインドが時間の経過とともに増加するというルールです。
よって勝率が高い時を待つだけではなく、たとえ低い勝率であっても勝てる戦略を使ってチップを増やしていかなければなりません。
そのため、トーナメントでの戦略では、確率をベースにした戦略に加えて「ハンドリーディング」と「ブラフのスキル」の2つの戦略を組み合わせてチップを増やし続けることが必要です。
では、最後にトーメント戦略で必要な2つのスキルについて順番に説明していきます。
- ハンドリーディング
- ブラフを駆使した戦略
ハンドリーディング
ポーカーのハンドリーディングとは、相手プレイヤーのハンドを推測することです。
ハンドリーディングができれば、ブラフをより効果的に使うことが可能です。
ハンドリーディングは、テキサスホールデムの戦略に必要なスキルなので、ぜひ身につけておきましょう。
ここでは、ハンドリーディングの2つの方法について解説します。
1. 相手プレイヤーのスタイルから推測する
ポーカーは長くプレイしていると、自身でも気づかないクセがつきます。
本人は意識していなくても、同じようなシチュエーションであれば人は同じようなアクションをしがちです。
そのため「相手のクセを見抜くこと」で、ある程度はハンドの予想ができます。
たとえば、ツーペア以上の強い役が出来ていればポットの何割のベットをする、などのアクションが続けば、同じようなアクションをした時はツーハンド以上のハンドであると推測できます。
2. ボードからハンドを絞り込む
たとえばボードに同じスーツが3枚あるとします。ハンドに同じスーツが2枚あればフラッシュが完成します。
相手プレイヤーに対しても警戒しますが、相手プレイヤーも自分に対して用心するはずです。
そこで、取りうるには次の4つのようなアクションです。
- フラッシュが完成した → 大きくベット
- 獲得ポットを増やすため → あえてチェック
- フラッシュの完成を疑わせる → ブラフ
- フラッシュの完成を防ぐため→ ブラフ
相手のクセがわかればどのパターンであるのか絞り込むことも可能となるわけです。
ブラフを駆使した戦略
続いて、「ブラフ」を駆使したトーナメントでの戦略を2つ解説していきます。
1. ストーリーを作る
ブラフを成功させるためには「ストーリー」が必要です。
相手に強いハンドを持っていると思わせるためには、その根拠が必要になります。
たとえば、プリフロップで大きくベットし、フロップで「A」や「K」が開いた時にも強気であれば「ペア」の完成が予想されます。
一方で、プリフロップの時点で消極的なコールをしていれば、フロップでいきなりベットしても説得力がありません。
また逆に、プリフロップでベットしたプレイヤーが「8 7 6」といったボードでベットしても、「ストレート」が出来ていると思わせることはできないでしょう。
つまり、プリフロップからフロップ、そしてターンへの流れに根拠が生まれるようなストーリーづくりを意識する必要があるということです。
2. ブラフ率をチェックする
ほかのプレイヤーの「ブラフ」をいかに見抜くかも大事な戦略です。
トーナメントでは特に序盤ほどブラフ率が高くなる傾向があります。
キャッシュゲームと異なり、トーナメントでは初めて対戦するプレイヤーが多く、そのプレイスタイルやクセを少ないゲーム数で推測しなければなりません。
ブラフに関しては一般的に、コール率やレイズ率が高いほどブラフ率も高くなるとされています。
そこで、ほかのプレイヤーのコールやレイズの割合を大まかに把握しておけば、ブラフかどうか迷った時の判断に役立ちます。
まとめ
テキサスホールデムは「確率」と「ポットオッズ」からなる「期待値」を意識してのプレイが必要となります。
ただし、キャッシュゲームとは異なりトーナメントでは低い勝率でも勝たなければなりません。
そのためには心理戦に勝つ必要があり、そこで必要となるのが相手のハンドを推測しブラフを効果的に使うという戦略です。
このように「期待値」と「ブラフを使った心理戦」による戦略をマスターすることで、テキサスホールデムで勝てるようになります。