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ポーカーのフロップとは?ルールや使い方を解説

Kazama Shin - オンカジナビ
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ポーカーのフロップ ハンドごとの戦略解説!!

ポーカーの2回目のベットラウンドを「フロップ」と呼びます。

フロップで最適なプレイができるようになれば、ポーカーの腕はかなり上がるといっても過言ではありません。

フロップで正しいアクションができるようになるポイントをわかりやすく解説していきます。

この記事でわかること

  • フロップとは
  • フロップのルールとやり方
  • フロップ時に注意すること
  • フロップ時の適切なアクション

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フロップとは

「フロップ」はプリフロップに続く、2回目のベットラウンドです。ベットラウンドとはゲームに参加するプレイヤーがそれぞれ順番にアクションを行うラウンドです。

フロップでは、テーブルにコミュニティカード(プレイヤー全員が共有して使うカード)3枚開かれます。

プレイヤーはそれぞれ自分の持つハンド(2枚の手札)と合わせて役が出来ているかなどを確認します。

テキサスホールデムには全部で4回のベットラウンドがあります。

  1. プリフロップ:ハンドが配られる
  2. フロップ:3枚のコミュニティカードが開かれる
  3. ターン:1枚のコミュニティカードが開かれる
  4. リバー:最後の1枚のコミュニティカードが開かれる

フロップとターン、リバーでは、同じようにプレイヤーがアクションを行うことになります。

フロップでのゲームの流れ

それではフロップでのゲームの流れを説明します。

  1. ディーラーが3枚のコミュニティカードを開く
  2. SB(スモールブラインド)から時計回りにプレイヤーがアクションを行う
  3. 最後のポジションであるBTN(ボタン)でアクションが終わる
  4. ゲームに参加するプレイヤーのベット額が全員同じになるまで、アクションを繰り返す

フロップで行うアクション

プレイヤーが行うアクションには次のものがあります。

  • ベット:チップを賭ける
  • チェック:ベットせずに順番を回す
  • レイズ:賭け金を上乗せする
  • コール:ひとつ前のプレイヤーと同額を賭ける
  • フォールド:ゲームから降りる

1人を残して残り全員がフォールドしたら、このフロップでゲームは終わり残ったプレイヤーがポットのチップを受け取ります。2人以上残ってアクションが終われば、次の「ターン」に移ります。

フロップでプレイヤーが確認すること

フロップでは自分のハンドと3枚のコミュニティカードの5枚を合わせてが出来ているか確認します。

役が出来ているかどうかにより、自分が行うアクションは何かを判断します。

さらにほかのプレイヤーのアクションをみて、自分にどの程度の優位性があるのかを考えます。つまり、ほかのプレイヤーがどんな役を完成させているのか、あるいはターンやリバーで完成させる可能性があるのかを考えるということです。

その優位性によっても、取るべきアクションは変わります。

フロップでのアクションの心得

フロップでそれぞれプレイヤーがどのようなアクションをするのが最適なのかは、その時々の状況で異なります。

基本的に意識しておきたいのは、「ポッドオッズ」と自分の勝率から考えて、「期待値はプラスになるのか」ということです。

「期待値がプラスになる」とはどういうことか

ポッドオッズとは、自分がベットしたチップの総額に対して勝った時に獲得するポッド(全員がベットしたチップの総額)の割合のことです。

たとえば自分が総額で100ドルをベットしたとし、勝った時に獲得できるポッドが300ドルであれば、ポットオッズは300:100=3:1となります。つまり1の投資に対して3倍の利益を得るということです。

対して自分のハンドで勝てる勝率が34%以上あれば、期待値は0.34×3=1.02となりプラスとなります。つまり3回に1回以上はベット額の3倍の利益を得るので、平均すればこの勝負を続けると利益を得ると計算できます。

勝率の判断方法

自分のハンドがどれほどの勝利であるのかは、オッズ計算をするサイトで確認できます。

例えば「9のペア」よりも強い役が出来るパターンがどれほどあるのかを計算して、自分の勝率を算出した例を見ていきましょう。

フロップでは、どれだけのリスクをとってどれだけのリターンを狙うのか、それを意識することがポイントです。

たとえば以下のようなケースをみてみましょう。

自分のハンドは「K❤︎9❤︎」、コミュニティカードは「5❤︎9♣︎6❤︎」で、すでに「9のペア」が完成しています。

以下の勝率は互いにオールインした際の勝つ確率です。

フロップの例

ただし上記は、相手プレイヤーのハンドがわかっているのが前提なので、実際には自分がわかる勝率は次のようになります。

フロップの勝率

そして4人のプレイヤーがゲームに残っている場合は、以下のようになります。

初心者の方はここまで厳密に考える必要はありません。数多くのゲームをしていれば、だいたいの勝率が体感的に判断できるようになります。

以上をふまえて、いくつかのケースにおける戦略を考えてみましょう。

ケースごとのフロップでの戦略の考え方

フロップでの3つのケースにおける戦略を考えてみましょう。

ペアが出来ているケース

  • ハンド A♠︎4♠︎
  • コミュニティカード 5♠︎4❤︎J♦︎

4のペアが完成していますが、難しい場面です。5やJのペアが出来ているプレイヤーには勝てませんし、この段階で優位性はあまりありません。

基本的には「チェック」で対応するのがよいでしょう。

ただしターンとリバーで♠︎が2枚開けばフラッシュが完成します。とはいえその確率は極めて低く、リスクを取ってまで見に行くほどではありません。大きくレイズするプレイヤーがいればフォールドするのがよいでしょう。

ツーペアが出来ているケース

  • ハンド 4❤︎5♣︎
  • コミュニティカード 4♠︎5❤︎6♦︎

ツーペアはかなり強い役なので、フロップの段階で強気のアクションが可能です。ただしこの場合、コミュニティカードが「4・5・6」と続いているので、ストレートには注意しなければなりません。

またAやKといったトップペアが出来るカードがないため、この場面でレイズするプレイヤーがいればストレートを疑う必要があります。

自分がアーリーポジションで先にアクションできるなら、1bb(ブラインド)程度のレイズで様子を見るのもよいでしょう。もし大きくリレイズするプレイヤーがいれば、すぐにフォールドするのが賢明です。

ドローハンドのケース

ドローハンドとは、ターンかリバーで特定のカードが開けば役が完成するハンドのことです。

  • ハンド 7♠︎4♦︎
  • コミュニティカード 5♠︎9♣︎6♣︎

ターンかリバーで「8」が開けばストレートが完成する場面です。とはいえこの状態では役が完成していないので、ほかにペアやツーペアが出来ているプレイヤーに対しては優位性が低い状態です。

ここは基本的にチェックで対応し、ほかのプレイヤーが1bb程度でレイズするならリスクの許容範囲と考えてコールしましょう。

ただしアーリーポジションであれば先手を打って、2bbほどでレイズし様子を見るという手段もあります。これはストレートの可能性を知らせるサインになりますし、応じるプレイヤーがいれば注意が必要です。というのも♣︎が2枚あるので、フラッシュを狙うプレイヤーがいるかもしれないからです。

このように自分のハンドで出来る役とほかのプレイヤーが出来る可能性のある役を常に考え、どの程度のリスクを許容できるか考えながら捨ててもよいベット額を設定して対応するようにしましょう。

まとめ:フロップは3枚のカードが開くベットラウンド

フロップはテキサスホールデムで最初の3枚のコミュニティカードが開くベットラウンドです。それぞれのプレイヤーはこの時点で役が出来ているか、あるいは強い役が出来そうか判断できます。

フロップでどのようなアクションを取るのかは、自分のハンドで完成する役の強さを考慮して、どれだけのリスクを取れるのかにより判断します。フロップでの戦い方をマスターすれば、ポーカーの腕はかなり上がります。

フロップでの戦い方をマスターしてポーカーに強くなろう!

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