ポーカーには、プレイヤーがアクションするベットラウンドが4回あり、一番最初のべットラウンドを「プリフロップ」といいます。
プリフロップでのアクションは勝率に大きく影響するので、きちんと理解しておくことはかなり重要となるので、ぜひ参考にしてください。
プロフロップ時のルールをわかりやすく解説しています。また、ポーカーのポジションごとのハンドレンジ表も掲載しているのでぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
プリフロップは、テキサスホールデムやオマハポーカーにおいて、一番最初のベッティングラウンドです。
プレイヤー全員に2枚の手札が配られ、まだコミュニティカードは開かれていない状態を指します。
自身に配られたカードは、下のように他のプレイヤーに見られないように確認します。
そして、お互いのハンドを見ることはできない状態で、チップを賭ける(ベット)、ゲームから降りる(フォールド)のアクションをするのか判断する場面となります。
プリフロップの段階では得られる情報は2つのみ。自分のスターテイングハンドとほかのプレイヤーのアクションだけです。
どのハンドであれば、ゲーム参加したほうが良いのかどうかの判断に、後述するハンドレンジ表を活用できます。
ポーカーの1番初めのベッティングラウンドであるプリフロップで全てのプレイヤーがアクションを終えると、次のベッティングラウンドに移ります。
ベッティングラウンドとはプレイヤーがアクションを行うラウンドのことで、ポーカーには4つのベッティングラウンドがあります。
コミュニティカードはテーブルにオープンにされるカードです。合計5枚のコミュニティカードと自分のハンドの7枚を使って出来る役の強さを競うことになります。
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テキサスホールデムのプリフロップ時に知っておきたいルールを分かりやすく説明します。
プリフロップでは、スモールブラインド(SB)とビッグブラインド(BB)のポジションにいるプレイヤーは、ブラインドベットするというルールがあります。
ブラインドとはポーカーにおける手数料のことで、ゲームごとにSBがまず半分、BBが全額をベットします。1つのゲームがおわるとポジションは左回りに移っていきます。
BBがブラインドベットをしたら、そのとなりのアンダーザガン(UTG)から「コール」や「レイズ」、「フォールド」といったアクションをします。
SBはUTGからディーラーボタン(BTN)までアクションを終えると、残りの半分のブラインドをベットするかフォールドするかを選べます。
全員が同額のベットを終えたらプリフロップが終了し、次のベッティングラウンドのフロップへと移ります。
テキサスホールデムでのプリフロップにおけるポジションごとのハンドレンジ表は異なります。今回は6人プレイの例で作成しています。
オレンジの部分は前のプレイヤーまでフォールドしていればレイズできるところ、黄色とオレンジはコールできるところです。
テキサスホールデムポーカーの勝率や確率をきちんと理解することで、勝率を上げることにつながります。
プリフロップ時のハンドごとの勝率を一覧表にまとめています。また、勝率表の活用の仕方や注意点なども解説しています。
テキサスホールデムにおけるプリフロップの段階でのハンドごとの勝率を表にしています。
対戦人数によっても異なるので2人、4人、6人ごとに記しています。
「s」は「スーテッド」でありスーツ(カードのマーク)が同じであることを示しています。「o」は「オフスーツ」、つまりスーツが異なることを示します。
数字はすべてパーセントであり勝率です。単純にプロフリップの段階で判断するものなので、以降のアクションなどを反映するものではありません。
確率表は単純に勝率を確認するだけのものではありません。自分がベットした金額とポット(全員がベットした金額)との割合、つまり配当倍率(オッズ)との組み合わせで活用します。
自分のハンドの勝率とオッズを掛け合わせ、1倍を超えれば勝負する価値があると判断します。
ポーカーで勝負を続けるかどうかは常に期待値をもとに判断します。たとえば勝率が50パーセントでオッズが2倍を超えていれば、平均すると賭け金を超える配当を受け取ることになります。
オッズは自分がベットした総額とポットの金額により常に変動します。それを踏まえて勝負を続けるかどうか判断するということです。
6人が参加するテキサスホールデムにおいて、プリフロップの段階で誰もフォールドしなければオッズは6倍になります。これはプレイヤーすべてが同額をベットして次のフロップへ進むからです。
つまり自分のベット総額に対して、ポットにはその6倍のチップが積まれていることになります。
このオッズはフォールドするプレイヤーが出てくると低下することになります。誰かがレイズしフォールドするプレイヤーが出てくると、ポットに積まれるチップは自分の賭け金の5倍を超えることがないからです。
たとえば自分のハンドが「A8s」だとします。プリフロップの段階で6人が残っていれば、オッズは4.93倍(100÷20.3)を超えていれば期待値が1倍を超えるので勝負します。
もし3人がフォールドしたら勝率は27.4パーセントに上昇するので、オッズは3.65倍以上なら勝負を続けます。もし4人がフォールドしたら勝率は43.7パーセントになるのでオッズが2.3倍を超えているなら勝負を続けます。
しかし相手のプレイヤーが大きくレイズしオッズが2.3倍を割り込んだら、期待値は1倍を割ってしまいます。これは不利な勝負なのでフォールドするのが妥当と判断します。
このようにフォールドするプレイヤーが出てくると、いかに賭け金を引き上げないようにするかがポイントになります。よほど強いハンドを持っていない限りは、自分からのリードが必要です。
そこでまずは少額だけレイズして様子を見ます。リレイズで返してきたらオッズは低下する可能性が高いので、早めにフォールドするのが無難です。コールで返してくるなら勝負は続行します。
テキサスホールデムにおけるプリフロップでのアクションでの注意点をいくつか説明します。
順番が早いアーリーポジションは不利とされますが、先に様子を見ることができる点では有利です。
レイズに対してあとでアクションをするレイトポジションのプレイヤーがコールするかリレイズすれば、ベット金額を引き上げる前に撤退できるからです。
またアーリーポジションでのレイズはほかのプレイヤーに、強気の姿勢を示すことになります。それに対してコールあるいはリレイズするならば、ほかのプレイヤーはそれなりに強いハンドを持っていると推測できます。
プリフロップでのハンドの確率はあくまでもコミュニティカードが開く前の段階でのものです。フリップやターン、リバーと続くうちに不利となることもありますし、その間にベット総額がそれなりに大きくなる可能性もあります。
アーリーポジションであればそうなる前に手を打って、早期にフォールドすることが可能です。
たとえば「KK」を持っている場合、ゲームに参加するプレイヤーが6人から3人に減ったならば勝率はほぼ半々になります。この時点でどのプレイヤーのレイズに対してもコールできることが確定します。
これは最後に自分を含めプレイヤー2人になっても、オッズは2倍を超えるからです。ただしこれはそれなりのゲーム数をこなすことで期待できる確率にすぎません。1回のゲームで資金すべてを投じてしまうと、そこで負ければ終わりです。
そのため1回あたりどの程度までベットできるのか、上限を決めておく必要があります。このようにハンドの確率とオッズに加え、資金管理もプリフロップの段階では考慮しておかなければなりません。
テキサスホールデムポーカーのプリフロップは自分のハンド以外に何も情報がないわけではありません。
ハンドによる勝率と自分の賭け金に対するオッズを計算するだけで、勝負を続けるかどうかの判断ができます。あとはいかにオッズを下げないようゲームをリードできるかを考えるようにしましょう。
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