ポーカーの「レイズ」は、賭けるチップの額を増やしたいときに使う、ポーカーのアクションのひとつです。
ただ、そもそもなぜレイズをするのか、レイズを行うタイミングを理解していないプレイヤーの方も多いはず。
レイズは正しいタイミングでおこなうことで、勝利した時に獲得するチップを増やしたい、ほかのプレイヤーを勝負から下ろしたい場合に活用できます。
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それでは、レイズベットについてわかりやすく解説をしてきます。
ポーカーのレイズは「賭けるチップ額を増やしてベットする」アクションです。
英語のレイズ(raise)は「持ち上げる」や「増やす、高める、(利子などを)引き上げる」といった意味があります。
テキサスホールデムなどのポーカーでレイズベットをする目的は大きく3つの理由があります。
ポーカーにおいてレイズは「ポットに集まるチップを増やす」ことが目的となります。
ポットとはゲームに参加するプレイヤーが賭けたチップを集めたもので、ゲームに勝ったプレイヤーが獲得します。つまり、勝利した時に獲得するポットを大きく増やすため、レイズベットをするということです。
そのため、自分が勝利する見込みがなければレイズをする意味がありません。ほかのプレイヤーよりも優位にあると判断した時にレイズベットをします。
ポーカーはフロップからターン、リバーとコミュニティカードが開くごとに、弱いハンドを持っているプレイヤーにも勝ち目が出ることがあります。
そうなると強いハンドを持っていても負ける可能性がでてきます。
そこで、早い段階で弱いハンドを持つプレイヤーを勝負から降ろすためにレイズベットを使います。
ポーカーはレイズしたプレイヤーが主導権を握ることになります。
ほかのプレイヤーはレイズしたプレイヤー(レイザー)のアクションをみて勝負を続けるか、あるいはフォールドするか判断します。
ゲームを優位に進めることができるのも、レイズする大きな理由です。
次に、レイズベットの方法を簡単に説明していきます。
カジノではレイズをする際には必ず「レイズ」と声に出して宣言します。
宣言せずにただチップを多く置いても、単なる「ベット」だとみなされてしまいます。
レイズができるのは、以下のすべてのベッティングラウンドです。
なお、1回のラウンドでレイズベットができるのは1回のみです。
誰かがレイズベットをしたあとにベット額を引き上げるアクションは、レイズではなく「リレイズ」となります。リレイズについては後述しています。
次に、レイズをする良いのに良い場面と理由について説明していきます。
自分が強いハンドを持っており、この勝負は勝てると確信している時にレイズベットをします。これは勝利した時に獲得するポットのチップを少しでも多くするためです。
ただしあまりに大きな額を上乗せすると、ほかのプレイヤーは降りてしまうかもしれません。そこで、ほかのプレイヤーがコールあるいはリレイズできる程度の額を上乗せするようにします。
自分のハンドはある程度強いものの、フロップからターン、リバーと進めばほかのプレイヤーがより強い役を完成させる可能性がある時にレイズベットをします。
たとえばプリフロップで「AA」のポケットペアを持っているとします。そしてフロップで次のカードが開かれたとしましょう。
8♦︎T❤︎K❤︎(Tは「10」のこと)
この場合、ほかのプレイヤーはハンドが「JQo」(oは「オフスート」つまり異なるマーク)ならストレートが、「❤︎の2枚」ならフラッシュが出来る可能性があります。
この場面で大きくチップを上乗せすれば、ほかのプレイヤーはターンを見にいかず降りる可能性があります。
フロップで「8♦︎T❤︎K❤︎」が開いた時、フラッシュやストレートが完成する可能性があるハンドを持つプレイヤーは先にレイズして、自分の優位性をアピールしようとします。
しかしプリフロップの段階でレイズベットしたプレイヤーがいると、すでにポケットペアを完成させていると予想します。そのためフロップの段階で強気に攻めることができません。
このようにプリフロップで先にレイズベットすることで、先に主導権を握ることができます。
レイズするチップの最低金額は「直前のベット額の2倍」と決まっています。これを「ミニマムレイズ」と呼びます。
ちなみにテキサスホールデムポーカーにはベット額に上限がない「ノーリミット」と、上限がある「リミット」の2種類があります。
さらに「リミット」には2bbまでしかベットできない「リミットホールデム」と、ポット分の金額が上限になる「ポットリミットホールデム」の2種類に分かれます。
プリフロップであれば、最初にレイズするミニマムレイズ額はbb(ブラインド:手数料のこと)になります。
リレイズがあったベッティングラウンドのを具体的流れを説明していきます。
プリフロップでは順番が1番最初のSB(スモールブラインド)はブラインドの半額を、次のBB(ビッグブラインド)はブラインド全額を強制的にベットします。その後のプレイヤー(10人制ポーカーの例)のアクションをみてみましょう。
10人制ポーカーの場合、ポジションは次の10種類あります。
SB、BB、UTG(アンダーザガン)、EP2・EP3(アーリーポジション)、MP1・MP2・MP3(ミドルポジション)、CO(カットオフ)、BTN(ディーラーボタン)
カッコ内はプリフロップでそれぞれのプレイヤーがベットした総額です。
・SB:1/2ブラインド強制ベット(0.5bb)
↓
・BB:全額ブラインド強制ベット(1.0bb)
↓
・UTG :フォールド
↓
・EP2:レイズ(1.0+1.0bb)
↓
・EP3~CO:フォールド
↓
・BTN:コール(2.0bb)
↓
・SB:コール(0.5+1.5bb)
↓
・BB:フォールド(1.0bb)
最終的にSB、EP2、BTNの3人が2.0bbをベットしてプリフロップを終えた形になります。BBはベットした1.0bbのチップを放棄してゲームから降りています。
bb=2ドルであれば、3人はみな4ドルをベットしている状態でフロップに進みます。
同じベッティングラウンドで、最初にベット額を引き上げる「レイズ」の後にほかのプレイヤーがベット額を引き上げることを「リレイズ」といいます。
また、3回目は「リリレイズ」となります。それぞれアクションをするプレイヤーは、単に「レイズ」と宣言するだけで構いません。
リレイズの場合にはミニマムレイズ額は(前のプレイヤーのベット額+前のプレイヤーの上乗せ額)となります。
たとえばプリフロップでBBが1bbの強制ベットを行い、次のUTGがレイズして1+1=2(bb)をベットしたとします。次にリレイズするプレイヤーのミニマムレイズ額は、
2+1=3(bb)
となります。さらにそのあとリリレイズするプレイヤーは、
3+1=4(bb)
が最低限必要なミニマムレイズ額というわけです。もちろんこれは最低額なので、仮にレイズで、
2+2=4(bb)
をベットしたならばリレイズは、
4+2=6(bb)
を最低限ベットしなければなりません。
レイズのほかのポーカーアクションをひと通り把握しておきましょう。
ポーカーでレイズベットをする理由はさまざまですが、いずれも「優位にゲームを進める」ことにつながります。
時に勝利した時のチップを大幅に増やし、時に脅威となりうるプレイヤーを早期に勝負から降ろすことができるからです。ポーカーで勝つための戦略として、レイズはぜひマスターしておきたいものです。
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