今やポーカーブームと言えるほどに日本でもポーカー人口やポーカーを遊べる施設が急速に増加しています。
そして、多くのプレイヤーが目指すのは「ポーカートーナメント」での優勝。
また、「ポーカートーナメント」とひとくちに言っても種類や仕組みが異なるトーナメントが存在します。
この記事では、日本と世界で開催されているポーカートーナメントの中で有名なトーナメントの概要をまとめて紹介していきます。
こんな方向けの記事です
- どんなポーカートーナメントがあるか知りたい
- ポーカートーナメントのルールを知りたい
- ポーカートーナメントに参加する方法が知りたい
- オンラインのポーカートーナメントについて知りたい
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ポーカートーナメントとは
ポーカートーナメントとは、ポーカープレイヤーが腕を競い合うポーカーのトーナメント。
プレイヤーには同額のチップ(スタック)が配られ、勝ち抜き戦で行われます。
ポーカートーナメントで優勝するには、最後の一人になるまでゲームに参加し続けることです。
ポーカーにはいくつかの種類がありますが、トーナメントでは通常「
テキサスホールデムポーカー」で行われます。
ポーカーのトーナメントは、
プレイヤー同士がテーブルを囲んで会場で行われるトーナメントと
オンラインで参加可能なトーナメントがあり、世界大会から国や地域で行われる小規模なトーナメントまで様々あります。
ポーカートーナメントの賞金
世界最高峰のポーカートーナメントWSOPでは、優勝賞金が10億超えになることもあります。
また、日本の大会では、賞金総額が1000万円を超えるトーナメントなど、規模によって異なります。
通常は、参加者が支払う参加費(バイイン)から、トーナメントの経費などを引いた額が賞金プールとして入賞者に支払われる仕組みになっています。
そのため、「参加費×参加人数」により、優勝賞金の額などは変わります。
参加人数が多いポーカートーナメントほど入賞は難しくなりますが、獲得する賞金額も大きくなるのが特徴です。
賞金が設定されている上位のプレイヤーには賞金が与えられ、順位が上位のプレイヤーほど多くの賞金がもらえます。
優勝賞金は、賞金プールの約50%、2位が25%、3位が15%、4位5%のように設定されることが一般的です(トーナメントによって率は異なります)。
ポーカートーナメントに参加するには
トーナメントへの参加方法はトーナメントにより異なります。
- バイイン(参加費)を支払うことで誰でも参加できる
- 予選を勝ち抜いたプレイヤーのみが参加できる
与えられたチップすべてを失うと脱落します。再度バイインを支払う(リバイ)ことで継続して参加できるトーナメントもあります。
ポーカートーナメントのバイイン(参加費)
バイインは、1ドルから数万ドルなどトーナメントなど異なります。
WSOP2022のメインイベントのバイインは、10000ドルでした。
また、フリーロールとよばれる無料のトーナメントもあります。
ポーカートーナメントの時間
ポーカートーナメントの時間は参加人数にもよりますが、1時間以上かかるケースもあります。
サテライトトーナメントの場合には、勝ち抜いたプレイヤーが翌日に対戦して順位を決めることもあります。
オンラインによるポーカートーナメントではアクションを起こすまでの時間が制限されています。
トーナメントとリングゲーム(キャッシュゲーム)の違い
リングゲームは、席が空いていれば好きな時に参加したり、途中で抜けることも可能な形式で行われるポーカーです。
プレイヤーは、まず自身の所持金をチップに換金してからテーブルに着席してプレイします。
テーブルごとにレートが決められており、日本のカジノバーなどでは通常1レートの場合が多く、海外のカジノでは低レートや高レートなどのテーブルが用意されています。
ポーカートーナメントのルール
AJPC(全日本ポーカー選手権)では、ポーカートーナメントのルールは次のように定めています。
- トーナメントには参加資格がある
- トーナメントには使用言語が定められる
- 使用言語以外の言語を使用するとペナルティが課される
- 口頭のアクションはすべてのアクションに優先する
- ディーラーは要求があればプレイヤーに代わりポット額などをカウントする
- アクションには制限時間が設けられる
- プレイヤーはカードを他者に見せてはならない
- カードに傷や着色などのマーキングをしてはならない
- テーブル上に物品を置いてはならない
日本の主要ポーカー大会
日本で開催されるポーカートーナメントも多くありますが、代表的な2つの大会を紹介していきます。
JOPT(ジャパンオープンポーカーツアー)
2011年より開催されている国内最大のポーカートーナメントです。
JOPTのメインイベントに参加するには、アミューズメントカジノなどのポーカースポットで勝ち抜いて参加権を獲得する必要があります。
上位入賞者には、日本代表選手として海外大会への参加権が与えられます。
概要
- 主催:ジャパンオープンポーカーツアー株式会社
- 協賛:GGPoker
- 後援:日本ポーカー連盟
- 参加方法:予選(全国のポーカースポット)での勝ち抜き
- 開催頻度:年に数回
- オンライン大会:あり
2022年JOPTの大会日程
- 大阪 #01 2022.04.01-04.03
- Grand Final 2022.04.28-05.05
- 東京 #01 2022.07.15-07.18
- 東京 #02 2022.10.07-10.10
- 大阪 #02 2022.11.25-11.27
2022年優勝賞金
優勝賞金は以下のとおりです(Grand Finalより)。
イベント名 |
優勝賞金 |
#25 NLH Main Event |
$39,470 |
#12 NLH Poker Players Championship |
$16,590 |
#32 NLH Colossus |
$13,570 |
#37 NLH Full Tilt |
$12,440 |
#14 NLH Platinum |
$9,630 |
#18 NLH Megastack |
$9,210 |
#28 NLH Monster(Non-break) |
$6,420 |
AJPC(全日本ポーカー選手権)
2007年から開催されている国内最大規模となるポーカートーナメントです。
AJPCに出場するには、全国のアミューズメントカジノでサテライトを勝ち抜く必要があります。
上位入賞者にはWSOPへの出場権が与えられます。
概要
- 主催:全日本ポーカー選手権実行委員会、株式会社AJPC
- 協賛:セガサミーホールディングス ほか
- 後援:株式会社東京スポーツ新聞社 ほか
- 参加方法:全国での1次・2次予選による
- 開催時期:毎年5月頃
- オンライン大会:予選のみあり
※メイントーナメントのほかに「レディーストーナメント」や「ジュニアトーナメント」もあります。
2020年の優勝賞金
2022年の賞金などは未定のため、2020年実績(2021年は中止)をご紹介します。
イベント名 |
優勝賞金 |
メイントーナメント |
190万円 |
レディーストーナメント |
20万円 |
シニアトーナメント |
20万円 |
ジュニアトーナメント |
図書券3万円分 |
世界の主要ポーカー大会
世界規模でポーカートーナメントには代表的な3つの大きな大会があります。
WSOP(ワールドシリーズオブポーカー)
アメリカのラスベガスで毎年開催される、1970年から続く世界最大規模のポーカートーナメントです。
6月と7月の2カ月間にわたり、ポーカープレイヤーたちが勝負を繰り広げます。
2019年のトーナメントでは、世界中から8596人ものプレイヤーが参加しました。
プレイヤーが支払う参加費用は賞金としてプールされますが、この’19年のトーナメントでは賞金総額が8千万ドルを超え、優勝者には1千万ドルが支払われました。まさに夢のようなポーカートーナメントと言えるでしょう。
ちなみに日本から参加したプレイヤーが89のイベントのひとつに参加費1500ドルを支払い、なんと準優勝して83万ドルの賞金を手にしました!
概要
- 主催:シザーズ・エンターテインメント
- 参加方法:参加費を支払う/サテライト予選で勝ち抜く/国内の大会で出場権を獲得する
- オンライン大会:あり
2021年の優勝賞金
直近の優勝賞金はイベントにより次のようになっています。
イベント名 |
優勝賞金 |
#67: MAIN EVENT No-Limit Hold'em World Championship |
$8,000,000 |
#82: Super High Roller No-Limit Hold'em |
$3,265,362 |
#87: High Roller No-Limit Hold'em |
$1,958,569 |
#86: Super Turbo No-Limit Hold'em |
$161,384 |
#85: HIGH ROLLER No-Limit Hold'em |
$1,462,043 |
#53: High Roller Pot-Limit Omaha (8-Handed) |
$1,251,860 |
#84: HIGH ROLLER Pot-Limit Omaha |
$1,188,918 |
WPT(ワールドポーカーツアー)
WPTは2002年に開始され、毎年世界各地を転戦するのが特徴のポーカートーナメントです。
日本でも2018年からWPT JAPANが開催されています。
概要
- 主催:WPT Enterprises Inc.
- 参加方法:予選トーナメントを通過する
- オンライン大会:あり
WPT JAPAN 2021の賞金
2021年に開催されたWPT JAPAN 2021の賞金は次のようになっています。
- 1位 30,270ドル
- 2位 14,220ドル
- 3位 8,070ドル
- 4位 5,770ドル
- 5位 4,120ドル
31位まで賞金が出ています。賞金額は開催年によって異なります。
EPT(ヨーロピアンポーカーツアー)
ポーカースターズが主催する2004年に開始し、毎年行われるポーカートーナメントです。
EPTはオンラインポーカーの「ポーカースターズ」に登録すれば、オンライン上で参加登録ができます。
その上で現地で直接登録の手続きが必要ですが、オンライントーナメントはオンライン上で手続きができます。
2022年はモンテカルロとバルセロナ、プラハで開催されます。賞金額はまだ未定となっています。
オンライン開催されるポーカートーナメント
ネット上のオンラインで参加できるポーカートーナメントは常時開催されています。
基本的にはバイインにより数ドルからの参加費を支払いますが、なかには「フリーロール」と呼ばれる無料のポーカートーナメントもあります。
フリーロールトーナメントで優勝すれば、多額の賞金が得られる別のポーカートーナメントへの参加資格が得られることもあります。
はじめてポーカートーナメントに参加してみようという方、あるいはまだ初心者の方はこのフリーロールのトーナメントで腕を磨くのもよいでしょう。
オンラインポーカートーナメントの種類
海外のオンラインポーカーサイトでは、複数のトーナメントが24時間365日開催されています。
MTT(マルチテーブルトーナメント)
MTTは一般的なポーカートーナメントの種類として知られます。
参加するプレイヤーには同額のチップが配られ、最後の1人になるまでそのチップを奪い合います。
プレイヤーは複数のテーブルに分かれ、プレイヤーが脱落するたびにテーブル数も減っていきます。時間とともにブラインドが上昇するので、チップが少ないプレイヤーは脱落しやすくなります。
Sit&Go
最初にプレイヤーの参加人数を決めて、設定したプレイヤー数になれば開始されるポーカートーナメントです。
サテライト
ひとつのトーナメントで入賞したプレイヤーが、さらに大きなトーナメントへの参加権を獲得するタイプです。
フリーロール
賞金は参加者の参加費ではなくスポンサーが提供する、参加費がかからないポーカートーナメントです。
高額賞金が魅力!オンラインポーカートーナメント
オンラインポーカーを提供するオンカジサイトでは、わずかな参加費を支払うだけで高額賞金が狙えるポーカートーナメントを開催しています。
オンラインカジノのポーカートーナメントは基本的に、高額賞金が用意されているトーナメントへの参加チケットを手に入れるためのゲームで優勝する必要があります。
たとえば「サタデートーナメント」と「サンデートーナメント」で開催される複数のポーカートーナメントに参加し、いくつかのゲームで入賞すれば次のトーナメントに参加できるチケットが手に入るというような形です。
賞金は最低でも15000ドル、高額賞金となれば100万ドルにもなります。興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。