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Keita Maruyama- オンカジ専門家&編集長
ランドカジノ
新型コロナウィルスによる経済ダメージはランドカジノ業界にも大きな影響を与えています。カジノの休業と観光客の減少により、どのランドカジノも売上げを大きく減少させているからです。 これから開発が進んでいく日本のIR(統合型カジノリゾート)も世界の対策を見習うことが多くあるでしょう。 そこで、主な国のランドカジノの現状がどのようになっているのかをご紹介していきます。

ラスベガスは6月からカジノを再開

新型コロナウィルスの感染拡大を受けて3月から休業が続いていたラスベガスのカジノが、6月4日から再開されました。しかし依然として新型コロナウィルスの感染リスクがあるなかで、制限を設けての運営となります。

再開したラスベガスのカジノの様子

大手カジノ業者のひとつ、MGMリゾーツ・インターナショナルが6月1日に、4日から営業を再開するカジノの準備状況を公開しています。

そこで見られたのは、利用客同士が距離を取れるような配慮と、飛まつを防ぐための設備です。たとえばスロットマシーンの台数を減らしたり、ディーラーと利用客との間に透明な板を設置したりといった工夫が見られます。

カジノを楽しむ利用客にとっては安心できる配慮である反面、収益性に関しては明らかに不利な状態であることがわかります。

ラスベガスのカジノ経営は大丈夫なのか

世界的にランドカジノは観光客の減少による影響を受けて、業績が悪化しています。ラスベガスも同様ですが、ここで2つの大手カジノについてみてみましょう。

まずウィン・リゾーツですが、実はこの会社はラスベガスよりもマカオでの収益が多いのが特徴です。マカオにあるカジノ全体のおよそ74%の収益を生み出しています。

しかしながらマカオでも2月からカジノ業界の売上げが大きく落ち込み、ウィン・リゾーツもその余波を大きく受けています。しかもウィン・リゾーツはすべての従業員に対して給与や福利厚生などを支払い続けているため、株式の配当も停止しました。

ただし、ラスベガスよりもマカオにおけるカジノ業界の回復は早いとみられているため、ウィン・リゾーツは回復も早いと考えられます。

一方でMGMの場合、収益の81%はアメリカ国内で生み出し、マカオでは19%にとどまっています。そのため回復の遅いアメリカ市場への依存度が高いことから、業績の回復にも時間がかかると考えられます。

このようにラスベガスでの大手カジノ業者も、マカオでの依存度の高さによって今後の収益性の回復度合いは異なると考えてよいでしょう。

マカオにおけるカジノの現状

マカオのカジノは香港系の「ギャラクシー・エンターテインメント・グループ」と「メルコリゾーツ&エンターテインメント」が主な市場となっています。

マカオのカジノ売上げ

マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)が発表している2020年月次のカジノ売上げは、以下のようになっています(単位はマカオパタカ)。カッコ内は前年同月比です。

1月 221.26億=約2982億円(11.3%減)

2月 31.04億=約418億円(87.8%減)

3月 52.57億=約708億円(79.7%減)

4月 7.54億=約102億円(96.8%減)

5月 17.64億=約238億円(93.2%減)

新型コロナウィルスへの対策として、マカオでは1月下旬から入境制限などの防疫対策が講じられたことにより、旅客数が大幅に減少したことが売上げ減少につながっています。

1日最大260万ドルの赤字も経営への影響は軽微?

米国のカジノ大手ウィン・リゾーツは2月6日の2019年第4四半期決算発表の場において、マカオのカジノを閉鎖したことにより1日あたり最大で260万ドル(およそ2億7500万円)もの赤字を出していると発表しました。

ところが、ラスベガスのカジノは休業が続いたことにより債務が膨らんでいることと対照的に、マカオのランドカジノ運営会社は豊富なキャッシュを持つため経営には影響がないようです。

イギリスの通信社ロイターの試算によれば、マカオ全体のカジノ会社が保有する累積キャッシュは今年の分だけで120億ドル(およそ1兆2900億円を上回るようです。

たとえば大手カジノ会社ギャラクシーの場合、定期配当をせずに数年間で57億ドルものキャッシュをため込み、たとえ新型コロナウィルスの影響で売上げがゼロとなっても会社自体は存続するのではないかと言われています。

とはいえマカオ全体でみると、借金をせずに無収入でも存続できるのは半年間ほどとみられ、旅行客が今後どれだけ戻るかによってカジノ業界が生き残るかどうかが問われそうです。

営業停止が続くシンガポールのカジノ

シンガポールには2カ所のカジノ施設があります。マリーナベイ・サンズとリゾートワールド・セントーサですが、4月7日に営業を停止してから6月に入っても再開していません。

シンガポールの通商産業省は5月19日に、6月2日以降の営業再開を認める事業者リストを公表しましたが、カジノ運営も行うホテルは含まれていなかったからです。マリーナベイ・サンズとリゾートワールド・セントーサは6月19日から小売店と飲食店の営業を再開しましたが、カジノを含む統合型リゾート内の施設は休業が続いています。

このまま休業が続くとシンガポールのカジノは経営状態が心配されます。今はいつカジノを再開するのかが注目されている状況です。

まとめ

新型コロナウィルスの感染拡大による観光客の減少を受けて、どのランドカジノも大きなダメージを受けています。内部キャッシュが多いとされるマカオでも、この状態が半年間続くと経営は厳しいものになるかもしれません。

日本でも緊急事態宣言が解除され、県またぎの移動制限も解除されるようになっています。世界的に移動制限が解除されランドカジノにも利用客が戻れば、どのカジノ会社も息を吹き返すかもしれません。

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