カジノ・ギャンブル映画16選|日本の作品、世界的ヒット作

江原 愛

「カジノ・ギャンブル映画」と聞くと、豪華なカジノの風景、高額が動くスリリングなゲーム、そして登場人物同士の駆け引き——そんなシーンが思い浮かびますよね。カジノやギャンブルをテーマにした映画は、日本でももちろん世界中で数多く制作されています。
家にいながらハラハラドキドキも感じたい!そんな方におすすめしたのが、カジノや賭博をテーマにした映画!カジノゲームを題材とした映画はエンターテインメントとして実に楽しめる作品が多いんです。
心理戦、スリル、ドキドキ感などカジノにはあらゆる要素が詰まっているうえ、実話に基づいたストーリーが多いので、のめり込んでしまうこと間違いなし!
この記事では、「日本のカジノ・ギャンブル映画」から「世界的ヒット作」まで、ギャンブルが好きでも好きじゃなくても楽しめる!おすすめカジノ・ギャンブル映画を厳選してご紹介しています。どの作品も違った楽しみ方があるので、ぜひ参考にしてみてください。
日本のカジノ・ギャンブル映画
日本映画には、ギャンブルをテーマにした作品がたくさんあり、そこには日本人ならではのリスクや戦略に対する考え方が色濃く反映されています。
エンターテインメントとして楽しめるだけでなく、ギャンブルを通して人間の心理や社会的な側面にも迫っていて、見応えたっぷりな作品を厳選して紹介しましょう。
『乾いた花』(1964年)
『乾いた花』は、日本のノワール映画の金字塔とも言える作品で、篠田正浩監督の作品。
戦後日本を舞台に、物語は出所したばかりのヤクザの殺し屋・村木が、ハイリスクな花札賭博の世界に巻き込まれていく様子や賭場で出会った謎めいた少女との愛を描いています。
この映画は単なるスリラーにとどまらず、存在の絶望感や疎外感、そしてギャンブルの危険な魅力について深く掘り下げ、ギャンブルが、個人の崩壊や社会的な崩壊を象徴するものとして描かれており、戦後の混乱した社会背景を映し出しています。
心理的な深みと社会的なコメントを兼ね備えた本作は、日本のニュー・ウェーブ映画の中でも傑出した存在と言えるでしょう。
『カイジ』シリーズ(2009年、11年、20年)
カイジシリーズは、借金に苦しむ男・伊藤カイジ(藤原竜也)が命がけのギャンブルに巻き込まれていく物語を描いた人気コミックを基とし映画化した作品で、シリーズが進むにつれて、その賭け金はますます高くなり、緊張感が増していきます。
第1作『賭博黙示録カイジ』(2009年)では、カイジが重い財政的負担から逃れようとする姿が描かれ、彼の絶望的な状況が浮き彫りになります。
続く『カイジ2~人生奪回ゲーム~』(2011年)では、心理的な戦いが一層強調され、カイジが命を懸けた決断を繰り返しながら生き抜こうとする様子が描かれます。
そして最終作『カイジ ファイナルゲーム』(2020年)では、さらに複雑で命がけのギャンブルが繰り広げられ、緊張感とサスペンスが一層高まります。
カイジシリーズでは、絶望感や極限状態での人間の精神をテーマにしており、それぞれの男たちの運命が描かれたスリリングな非日常が体験できる作品となっています。
『賭ケグルイ』(2019年)
『賭ケグルイ』は、ギャンブルを通じて権力や地位を得ることが支配的な高校を舞台にした異色の作品。
物語の主人公は、転校生の蛇喰夢子(じゃばみ ゆめこ)。夢子は、学校内でギャンブルで支配権を握る生徒たちに挑戦し、無謀とも思えるギャンブルに挑戦しながら、次々と既存の秩序を崩していきます。
この作品の最大の魅力は、何と言ってもギャンブルの描写が非常に誇張されているところ。ギャンブルが単なる運や確率だけにとどまらず、心理戦が繰り広げられる場面が数多く描かれています。ド派手なビジュアルと、個性豊かなキャラクターたちが織り成す緊張感あふれるシーンは、まさに圧巻! そしてその予測不能な展開が視聴者を釘付けにします。
『賭ケグルイ』は、その独特のスタイルと、勢いに満ちたエネルギーで日本の視聴者に深く愛されています。ギャンブルの世界をただの勝ち負けにとどめず、心理的な駆け引きが絡み合うことで、視聴者にとっては単なるエンターテイメント以上の魅力を感じさせる作品になっています。
『劇場版 トリリオンゲーム』(2023年)
『劇場版 トリリオンゲーム』は、人気漫画を基にした映画で、ギャンブルとビジネスの世界を舞台に、成功と失敗を繰り返す若者たちの挑戦を描いています。
主演は、若手俳優の吉澤閑也(しずや)と、中村倫也。物語は、億単位の資産を築くことを目指す主人公が、さまざまなリスクを取って進む過程を描いており、観る者を引き込むスリリングな展開が魅力です。
映画の中では、ギャンブルや投資、ビジネスの駆け引きが重要な要素となっており、特に主人公たちが目標達成に向けてさまざまな戦略を立て、時には危険を冒す場面が緊張感を高めています。運命を賭けたギャンブルや、頭脳戦が繰り広げられるシーンは、視覚的にも楽しませてくれます。
『劇場版 トリリオンゲーム』は、単なるギャンブル映画ではなく、ビジネスと人間ドラマを巧みに融合させた作品です。ストーリーにおける波乱と、登場人物たちの成長や葛藤が見どころで、エンターテインメント性が高い映画となっています。
『極道の妻たち』シリーズ(1986年、87年、89年)
『極道の妻たち』は、1980年代に公開された日本のクライムドラマ映画で、ヤクザの世界に生きる女性たちの姿を描いたシリーズ作品です。
単なるギャンブル映画にとどまらず、ヤクザの妻たちが中心となって犯罪社会の中で女性たちがどのように生き抜くのか、登場人物たちが人生の選択をする場面でもギャンブルも描かれています。
また、性別や犯罪、ギャンブルといったテーマを通じて、1980年代の社会の一面を映し出し、単なるエンターテインメントにとどまらず、社会的なメッセージをも込めています。
ヤクザ社会の裏側を描く映画として、また女性の強さを描く作品としても注目すべき一作です。ギャンブルがただの遊びではなく、命をかけた戦いであることを示すこの映画は、観る者に強い印象を残すことでしょう。
海外の人気カジノ・ギャンブル映画
『ラウンダーズ』(1988年)

『ラウンダーズ(原題名:Rounders)』は、1998年に公開されたポーカーを題材にしたアメリカのギャンブル映画です。
「ラウンダー」とは、カジノのカードゲームで生計を立てる人のこと(勝負師と訳されることも)。カジノ好きの方には夢見る人も少なくないでしょう。
若きマット・デイモンが演じる、主人公のマイクは法科大学に通う学生は、ポーカーでコツコツとためた3万ドル(コツコツというには大きな金額ですね!)を投じて大きな勝負をするも負けて全額を失ってしまいます。ポーカーはもう辞める、と心に決めるも旧友のワーム(エドワード・ノートン)との再開をきっかけに、闇ポーカーの世界に足を踏み入れるというストーリー。
実際にテキサスホールデムポーカー好きなセレブとして有名なマット・デイモンの演技は、本当にさまになっていてカッコいい!
繰り広げられる心理戦のスリリングな緊迫感が伝わり、エンターテインメント映画としても素晴らしい作品!ポーカーはよくわからないという方でも楽しめること間違いなしの映画といえるでしょう。
『ラスベガスをぶっつぶせ』(2008年)
『ラスベガをぶっつぶせ(原題名:21)』は実話をもとにした小説を映画化したアメリカの作品です。
ブラックジャックの必勝法である「カードカウンティング」を使ってラスベガスでひと稼ぎをしよう、というチームのストーリー。
主人公は医学大への進学に必要な授業料と生活費あわせて30万ドルを必要としながらも、奨学金を得ることができない21歳のベン。たまたま数学の授業で教授の興味を引く発言をしたことから、ある集まりに誘われます。そこではMIT(マサチューセッツ工科大学)の学生が集まり、ブラックジャックの必勝法であるカードカウンティングの練習が行われていました。
最初はカジノに足を踏み入れることを拒否していたベンですが、教授の説得に押されチームのメンバーに。そしてカードカウンティングの技術を身につけたチームはラスベガスのカジノに乗り込み、順調に稼ぎ続けるのですが・・・。
この映画の見どころはなんといっても、カウンティングを使ってブラックジャックで稼ぎ続けるというシーン!カジノを楽しむ人にとっては、まさに理想とする状況に興奮の連続。作中では、カードカウンティングに関しての詳しい説明はありませんが、有用性は実際にラスベガスのカジノが毎年MITの新入生の写真を入手するようになったことからもわかります。
『ラスベガをぶっつぶせ』をおすすめする理由は、派手な勝利シーンの裏には戦略を身につけるために、主人公たちが地道な努力を積んでいるストーリ性。もちろんハラハラドキドキ度も抜群です!
『ハイローラー:ステゥー・ウンガー物語』(2003年)
『ハイローラー:ステゥー・ウンガー物語(原題名:High Roller: The Stu Ungar Story)』は、史上最高のポーカープレイヤーの一人で、実在した伝説的人物スチュアート・アンガーの実話をもとにしたアメリカ映画です。
マンハッタンでギャンブル業を経営するユダヤ人家庭に育ちましたが、親は幼い頃より学業は優秀なスチュアートがギャンブルに関わらないようにしていたそうです。しかし、10歳頃にはジン・ラミーと呼ばれるカードゲームに没頭し始め、頭角を表していたようです。
スチュアートは、1980年と81年の2年連続で最年少のWSOP(ワールドシリーズオブポーカー)チャンピオンとなり、1997年にも優勝し、合計3回もの栄光の座を手にしました。しかし、翌年の1998年には薬物の常用が原因で亡くなっています。
WSOPで得た巨額の賞金はスポーツベッティングなどに費やしたと言われています。
これは天才と呼ばれたスチュアート・アンガーのジェットコースターのような人生を追体験できる作品。その波乱満ちた人生は、彼自身の性格や気質が背景にあるとはいえ、決して後味が良い映画とは言えませんが、観ておいて損はないでしょう。
ちなみに、スチュアートは2001年プロポーカープレイヤーの殿堂(Poker Hall of Fame)入りをしました。
『シンシナティ・キッド』(1965年)
『シンシナティ・キッド(原題名:The Cincinnati Kid)』はスティーブ・マックイーン演じる賭博師のシンシナティ・キッドが主人公の作品。
キッドがニューオーリンズでの荒稼ぎに飽きてきた頃、ポーカーの名手と呼ばれるランシーが現れます。ランシーと勝負したいと思ったキッドはポーカー社会のまとめ役であるシューターにその申し出をするも、時期早々だとたしなめられます。それでも諦めないキッドはシューターを含む全国の凄腕ポーカープレイヤーたちとの勝負に臨みますが、みごとに完敗。そして失意の彼を救ったのは・・・。
ポーカーを題材にした映画はスリルがあるので、没入感が半端ないですね。勝負の行方はなんとなく見当がつくというのも、王道といえば王道です。見どころはその後の展開だと思います。
この映画をおすすめする理由は、「調子の良い時には調子に乗らない」ということを学べること。ポーカーは運が半分、実力が半分と言われます。つまり調子良く勝てているのは「運が良い」からだということを、自覚しましょうということですね。
ちなみに株式市場において世紀の相場師と呼ばれたジェシー・リバモアも若い頃は「突撃小僧(キッド)」と呼ばれていました。キッドというのは、勢い余る勝負師の代名詞なのでしょうね。
『Bet Raise Fold :オンラインポーカーの物語』(2013年)
『Bet Raise Fold :オンラインポーカーの物語』は、オンラインポーカーの世界を描いたドキュメンタリー映画です。オンラインポーカーに取り組む3人のプレイヤーに視点を合わせ、そのプレイやインタビューなどを取り上げています。
各プレイヤーたちが、自分のプレイを詳しく説明しておりオンラインポーカーを始めようという人や、なかなか勝てない人の参考になる作品と言えるでしょう。
内容はかなり専門的であり、ポーカーのことをよく知らない人にとっては退屈かもしれません。その意味では万人におすすめできる映画ではありませんが、オンラインポーカーについて深く知りたいという人にとっては、かなり満足できる映画ではないかと思います。
『カジノロワイヤル』(2006年)
『カジノ・ロワイヤル(原題名:Casino Royale)』は、ダニエル・クレイグ初主演の『カジノ・ロワイヤル』は、従来の007シリーズとは一線を画すリアル志向のスパイ映画。ボンドの誕生を描きつつ、スリリングなアクションと心理戦が融合した名作です。
テロリストの資金提供者であるル・シフルを倒すため、ポーカー勝負に挑むボンドとル・シッフル(マッツ・ミケルセン)との緊迫の対決。単なポーカーのシーンでは、ボンドの鋭い戦略と心理戦術が際立ちます。
リアルなアクションと奥深いストーリーが魅力の本作は、007シリーズの新たな傑作として必見です。
特にモンテネグロのカジノ・ロワイヤルでのゲームは緊迫感があり、日本の観客にもその洗練された内容が魅力的に映りました。アクション、サスペンス、そして知的なゲームプレイのバランスが取れた作品です。
『ランナー・ランナー』 (2013)
『ランナー・ランナー(原題名:Runnner Runner)』はオンラインギャンブルの暗い側面を描いた作品。
プリンストン大学の学生が、腐敗したオンラインカジノ業者にオンラインカジノ業界の闇に足を踏み入れた主人公が、甘い誘惑と危険な罠に翻弄される様子を描いています。ストーリーが進行するにつれてデジタルカジノの危険性(詐欺や搾取)が浮き彫りになります。
ジャスティン・ティンバーレイク演じる主人公リッチーは、学費のためにオンラインポーカーで勝負を仕掛けるものの、仕組まれた不正に気づき、違法なビジネスの裏側を目の当たりにしていく過程。
ベン・アフレック演じるイワンの冷徹な支配者ぶりや、主人公の心理的葛藤は見応えがあり、テンポの良い展開で最後まで楽しめる作品です。オンラインギャンブルの世界に興味がある人や、犯罪サスペンス好きには一見の価値あり。
日本ではオンラインギャンブルに関する関心が高まっているため、このテーマは共感を呼びました。規制問題も多く、デジタルカジノの急成長が背景にある日本の現状を反映しています。
『ザ・ギャンブラー』 (1974, 2014)
『ザ・ギャンブラー(原題名:Gambler)』は、ギャンブル依存と自己破壊の心理を描いた骨太なドラマ。マーク・ウォールバーグ演じる大学教授ジムは、表向きは知的で冷静だが、裏では借金を重ねながらギャンブルにのめり込む破滅的な人生を歩んでいきます。
本作は、カジノやポーカーの華やかさではなく、ギャンブルの持つ中毒性や自己崩壊の過程をリアルに描いている点が特徴。特に、ジムが自ら危険な賭けに身を投じるシーンの緊張感は圧巻です。また、ジョン・グッドマンやジェシカ・ラングといった実力派俳優の演技が、作品に深みを与えています。
華やかな成功物語ではなく、ギャンブルの裏側に潜む闇に迫る作品。心理ドラマや社会派映画が好きな人には強くおすすめです
『カジノ』(1995)
『カジノ(原題名:Casino)』は、ラスベガスの煌びやかなカジノの裏側に潜む欲望と裏切りを描いたマーティン・スコセッシ監督の圧巻の作品です。
ロバート・デ・ニーロ演じるサム・ロックは、カジノ経営の重責を担いながらも、ジョー・ペシ演じるニックの暴力的な手法や、シャロン・ストーン演じるジェニファーとの愛憎劇に翻弄され、次第にその理性を失っていきます。
ギャンブルの華やかさと、その背後にある暴力的な駆け引きが交錯する中で、キャラクターたちの欲望が崩れ去る様子に圧倒されます。
スコセッシ監督らしい緻密な演出と、迫力満点の暴力描写が観る者を引き込み、ギャンブルの世界の魅力と同時にその危険な側面をリアルに描き出します。この映画は、ただのカジノ映画を超えて、裏社会と人間の欲望の闇を深く掘り下げた傑作です。
『ゴッド・ギャンブラー(賭神)』 (1989年 香港)
『ゴッド・ギャンブラー(原題名:God of Gamblers)』は、香港映画の中でも伝説的な名作として名高いギャンブル映画で、コメディとアクションの要素も含まれた作品です。
主演の周星馳(チャウ・シンチー)が演じる賭博の神「高進」は、その圧倒的なギャンブルの腕前とカリスマ性で物語を引っ張ります。彼の登場シーンだけで、観客はすぐに引き込まれること間違いなし!
物語は、高進がギャンブルの世界で数々の勝負を繰り広げるというシンプルな構成ですが、そこに緊迫感とスリルが満載。特に、ギャンブルの戦いで見せる彼の“神業”は、観ているだけで手に汗握る瞬間が連続します。周星馳のユーモアを交えた演技が、ただのギャンブル映画にとどまらず、アクションやドラマの要素を絶妙にミックスしています。
この映画の魅力は、ギャンブルだけにとどまらず、キャラクター同士の心理戦や駆け引きが織りなすドラマにもあります。ユーモアたっぷりでありながらも、心に残る深いテーマがしっかりと詰まっており、ただのギャンブル映画の枠を超えて、香港映画の金字塔となった理由がよくわかります。
『オーシャンズ11』 (2001)
『オーシャンズ・イレブン(原題名:Ocean’s Eleven)』は、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンといった豪華キャストが織り成す、クライム・アクション映画の傑作です。
元ギャングのダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)が、ラスベガスのカジノをターゲットにした大規模な強盗を計画する物語で、緻密な頭脳戦と予測できない展開に目が離せません。
ダニーとその仲間たちが繰り広げるギャンブルと犯罪のスリル満点な計画には、思わず引き込まれてしまいます。キャラクター同士の絶妙な掛け合いとユーモアが映画に爽快感を与え、ただのギャンブル映画にとどまらず、軽快で楽しいエンターテインメントを提供してくれます。
緊張感とユーモアが絶妙に絡み合い、観終わった後も心地よい余韻が残る一作です。
日本人がギャンブル・カジノ映画に惹かれる理由
古くから日本には博打文化があり、花札や丁半博打などが庶民の間で親しまれてきました。また、ヤクザ映画や『カイジ』のようなデスゲームものも、日本のギャンブル観と密接に結びついているのかもしれません。

戦略性と心理戦の要素
カジノ・ギャンブル映画の魅力の一つは、登場人物が一か八かの勝負を挑むところです。
彼らは人生を賭けた勝負に挑み、わずかな判断ミスが大きな結果を生む緊迫感に満ちています。こうした高リスクな状況が生み出すドラマ性は、観客を没入させ、感情を揺さぶります。
登場人物たちが緻密な計算や巧妙な駆け引きを通じて勝利を目指す姿は、知恵や戦略を重んじる日本文化にぴったりです。
特に、どんでん返しや予測不可能な展開は、観客の競争心を刺激し、引き込まれます。
美学と文化的な魅力
カジノ映画に描かれる豪華なカジノやエレガントな雰囲気は、私たち日本人の美的感覚やステータス観と共鳴し、観客にとって大きな魅力となっています。
華やかなセットや洗練された世界観は、現実の喧騒から一歩離れた幻想的な空間を提供し、視覚的にも楽しませてくれます。
リスクと運への憧れ
日本ではカジノは制限されているものの、運を試す楽しみは根強く存在します。
パチンコをはじめとするギャンブルは合法的な娯楽として親しまれており、カジノ映画はそうした日本人の「運」への憧れを刺激します。映画でスリルを味わい、現実では体験できないギャンブルの世界を楽しむことができる点が、魅力の一つです。
カジノ映画の人気は日本のオンラインギャンブル市場にも影響?
日本のオンラインギャンブル市場は急成長しており、2024年には市場規模が81億ドル、2033年には129億ドルに達すると予測されています。モバイルゲームの普及やインターネット環境の向上が大きな要因ですが、映画の影響も無視できません。
『カイジ』や『賭ケグルイ』などの映画は、ギャンブルのスリルや駆け引きを描き、多くの人の興味を刺激してきました。最近では、一部のオンラインカジノが映画のようなドラマ性を取り入れたゲームデザインを採用し、日本人プレイヤーを惹きつける工夫をしています。アニメ風のカジノゲームが登場するなど、エンタメとギャンブルの境界が曖昧になりつつあります。
とはいえ、日本のギャンブル規制は依然として厳しく、映画が直接的にカジノの普及につながるわけではありません。ただ、「映画で見た世界をゲームで体験してみたい」という気持ちが、新しい遊び方を求めるきっかけになっているのかもしれません。
まとめ
カジノやギャンブル映画の魅力のひとつは、やはり心理戦にあります。登場人物たちの駆け引きや、予測不可能な展開が生み出すドラマは、観客を引き込む要素となり、またお金の動きが生み出すハラハラ感も楽しみのひとつです。
ブラックジャックを題材にした映画やドキュメンタリーなど、さまざまな視点で描かれるギャンブルの世界には、それぞれ異なる魅力があります。
どの作品も独自の楽しみ方があり、ギャンブルのスリルや人間ドラマを堪能できるので、ぜひ一度観てみてください。