ポーカーでは52枚のトランプカードを使いますが、多くの人が疑問に思うのが「ジョーカーは使うのか」ということ。
ポーカーには種類が多くあり、実はジョーカーを入れるポーカと、入れないポーカーがあります。
この記事では、「ジョーカーを入れるポーカーの種類」「ジョーカーにはどんな役割があるのか」「ジョーカーをどのように使うのか」を分かりやすく説明していきます。
基本的にポーカーではジョーカーを入れない
トランプにはA(エース)からK(キング)までの13枚が4組で52枚、そして「ジョーカー」があります。
しかし、ポーカーでは基本的にジョーカーのカードは使いません。
カジノやオンカジで楽しめる以下のポーカーにはいずれもジョーカーが入りません。
- カジノホールデム(プレイヤーVSディーラー)
- スリーカードポーカー(プレイヤーVSディーラー)
- テキサスホールデム(プレイヤーVSプレイヤー)
いずれのポーカーも共通しているのは、ディーラーがカードの山からカードを引いて配るということ。
プログラムによってゲームが進行する「テーブルゲーム」と、実際にディーラーがカードを配る「ライブカジノ」の2種類ともにジョーカーを使用することはありません。
それでは、ジョーカーを使用するポーカーはどんなポーカーなのでしょうか?
ジョーカーを入れるポーカーの種類
オンラインカジノにはテーブルゲームとライブカジノのほかに、ビデオポーカーという種類のポーカーがあります。
そして、ビデオポーカーの中に、ジョーカーを「ワイルドカード」として使うポーカーが存在します。
「ワイルドカード」とは、A(エース)からK(キング)までの13枚のカードの代わりとして使うことができる万能なカードのことで、ジョーカーを使用するポーカーを総称して「ワイルドポーカー」と呼びます。
代表的なワイルドポーカーには、「ジョーカーポーカー(Joker Poker)」があります。
ジョーカーを使う「ワイルドポーカー」の特徴
ジョーカーを入れるポーカーの特徴と、ジョーカーの役割を説明していきます。
役ができる確率が高くなる
ジョーカーが入るワイルドポーカーも通常のポーカーのように、手札で作る役は同じです。
「あと1枚カードが揃えは役が完成する」という時に、どのカードにでもなれるジョーカーがあれば役が完成します。
そして、ジョーカーがあれば、強い役を作るためにどんなカードとしても使用できるということ。
つまり、役ができる確率がグンと高くなるということです。
たとえば「❤︎5」「♣︎5」「♠︎A」「❤︎A」の4枚が揃うとします。ここで「♦︎」か「♣︎」の「A」があれば「フルハウス」が完成します。
そんな時に、ジョーカーがあれば、それだけでフルハウスを作ることができます。
このように通常のポーカーと比べると、ジョーカーを入れるポーカーは役ができる確率は少し高くなります。
ポーカーの役(ハンド)については【ポーカーの役 一覧&役の強さ】で詳しく説明しています。
ポーカーで使用するジョーカーは1枚のみ
トランプには通常ジョーカーは2枚入っていますが、ポーカーでは1枚のみを使用します。
ポーカーでジョーカーを手にすれば、勝負をかなり有利にすることができるということです。
ジョーカーがあれば特別な役ができる
ワイルドポーカーでは、通常のポーカーにはない役ができることがあります。
たとえば、手札に「A」が2枚とジョーカーがあるとします。この場合にはジョーカーを「A」とすることで、単なるAのワンペアではなくさらに強い「Aのスリーカード」になります。
そのほか、「A」が4枚揃えば「フォーカード」となり、「ストレートフラッシュ」に次ぐ2番目に強い役が完成します。
ストレートフラッシュにジョーカーが加わると、「ファイブカード」ができます。ファイブカードは、同じ数字が4枚しかないポーカーには通常できない役となります。
一般的にファイブカードは、最強の役である「ロイヤルストレートフラッシュ」よりも強いとされています。
同じ役ならジョーカー入りの役は弱い
ここでひとつ注意点があります。
ジョーカーを入れた役が完成した場合、ほかのプレイヤーも同じ役を作っていれば、「ジョーカーが入る役では勝てない」ということです。
たとえば❤︎の「2 3 4 5 6」のストレートに対して♦︎の「2 4 5 6」と「ジョーカー」のストレートでは負ける、ということです。
まとめ
ジョーカーを入れるポーカーは少数ですが、オンラインカジノで楽しむことができます。
ジョーカーが手札にあれば、通常のポーカーよりも役ができやすいというメリットもあるので、ジョーカーを入れるポーカーをプレイしてみてはいかがでしょうか。