スポーツは世界中で、多くの人にとって暮らしの中の大切な一部となっています。
世界で活躍するアスリートはいつの時代でも子どもたちの憧れですよね。子どもはスポーツを通して、身体を使い方やチームワークを学びます。大人になっても、スポーツ観戦や趣味としてスポーツを続ける人も多くいます。
この記事では、世界で特に人気の高いスポーツを8つ紹介しています。また、基本データや何が人気の理由なのか、そしてどんな楽しみ方があるのかなどを解説していきます。
ランキングは、「競技人口」「テレビの視聴者数」「ファンの数」「プロリーグの数」「プロ選手の年俸」もとにオンカジのスタッフが決定しています。
世界中の競技人口が200以上の国と地域で2億5000万人ほどいるとされるサッカーは、そのファンの数が40億人以上とも言われます。
世界のプロリーグの数やトップリーグのアスリート年俸などを考慮すると、文句なしに1番人気のスポーツと言えるでしょう。
2022年のワールドカップでは日本代表は惜しくもベスト16で終わりましたが、大いに盛り上がりました。
特にヨーロッパにおけるサッカー人気は絶大で、生活に根付いているとも言えます。あるいはブラジルのように、サッカーは子どもたちの人生をかけた夢でもあります。
これはサッカーは世界でも最高額のスポーツ大会を開催していることも関係しています。54カ国が参加するUEFAチャンピオンズリーグでは2022/2023シーズンで総額20億2400万ユーロの賞金とボーナスが用意されています。
優勝すると2000万ユーロ、準優勝で1550万ユーロ、準決勝進出で1250万ユーロなどと決まっています。ステージ進出ごとに賞金は加算される仕組みなので、仮にグループステージ全勝で優勝すると8514万ユーロを獲得することになります。
これからのサッカーの見どころとしては、ユーロ2024(UEFA欧州選手権)の予選があります。2022年10月9日には組み合わせが発表され、ヨーロッパの53チームが参戦します。
グループステージは2023年3月23日から11月21日にかけて行われ、プレーオフが2024年3月21日と26日に行われます。長期間にわたる大会なので、どのチームが予選を突破するのか、そしてプレーオフで対戦するのか楽しみです。
サッカートッププレイヤーの年俸の高さもサッカー人気の理由のひとつと言えます。
アルゼンチン代表のメッシの2021年5月1日から2022年5月1日の推定年収は、税引き前で1億3000万ドル(当時のレートで約168億円)です。これはサッカー選手として最高額となっています。
サッカー人気の高さは選手のフォロワー数からもわかります。クリスティアーノ・ロナウド選手のインスタグラムフォロワー数は2022年11月に5億人を超え、英「イブニング・スタンダード」がこれを史上初と伝えました。
ロナウドはインスタグラムでスポンサー付き投稿1件につき平均200万ドル(約3億円)を受け取っています。
ブックメーカー(スポーツベット)でもサッカーの取扱い数はダントツの1位です。
バスケットボールはアメリカのNBAが年間に47.5億ドルもの収益をあげている人気の高いスポーツです。
2018-2019年シーズンには88億ドル(約1兆円)から91億ドル(約1兆400億ドル)の記録を達成しました。
2020-2021年は新型コロナのパンデミックの影響を受けて35%ほどの落ち込みがあったとコミッショナーのアダム・シルバー氏が発言していますが、2021-2022シーズンは100億ドル(約1兆1400億ドル)に達すると予想しています。
ほかにスペインやギリシャ、イタリアやフランスにアルゼンチンといった国々でプロリーグが人気を集め、さらに毎年多くのリーグが設立されています。
本場アメリカ以外のヨーロッパ諸国などでもバスケットボール市場が拡大していることが、バスケットボールが世界での人気スポーツ第2位となる理由です。
世界のスポーツ競技人口をみても、バスケットボールは約4.5億人とサッカーの約2.6億人を大きく引き離して堂々の1位となっています(2022年時点)。
バスケットボールの魅力は小さなコート内でさまざまなテクニックが繰り広げられること。攻撃時間は24秒以内などスピーディーな展開となるため、一瞬の隙をついたプレイなどに目が離せません。特にトッププレイヤー同士の試合ともなればテクニックの応酬なので、見どころ満載なのがバスケットボールの魅力と言えるでしょう。
プロスポーツリーグにおける年俸をみると、アメリカのNBAの平均年俸は832万ドル(2022年)と世界第1位となっています。
ちなみに2位はIPL(インドのクリケット)の530万ドルで3位はMLB(アメリカベースボール)の403万ドルと続きます。
そのNBA選手が集結して「さいたまスーパーアリーナ」で2022年9月30日と10月2日に開催された「NBAジャパンゲームズ」には2万人以上のファンが集まり観戦しました。
日本ではあまり馴染みのないスポーツですが、世界で推定20億人以上のファンがいると言われるのがクリケットです。
イギリス発祥のスポーツですが、特に人気のある国がインドとパキスタンです。たとえばインド版「巨人の星」は野球ではなくクリケットとなっているんです。
クリケットの世界大会である「ICCクリケット・ワールドカップ」は、実はFIFAワールドカップと夏季オリンピックに次いで世界での視聴者数が多いと言われます。
ではクリケットというスポーツがなぜこれほどまでに人気があるのでしょうか。
それはルールこそ難しいものの、プレイにはそれほど高い技術が必要とされないことが挙げられます。専用の競技場も不要なので、子どもが簡単に楽しめるのがインドでも絶大な人気を誇る理由。
つまりクリケットはバスケットボールやサッカーのような派手なプレイを観て楽しむというよりも、プレイヤー目線で試合を楽しめるというのが魅力かもしれません。
また試合時間も7時間ほどと長いため、じっくりと観戦するタイプのスポーツでもあります。
2024年クリケットワールドカップの東アジア予選が栃木県佐野市国際クリケット場で開催され、2022年10月18日の予選最終日で日本代表チームチームが優勝しました。これにより東アジア太平洋予選の出場権を獲得しています。
クリケットの年間試合期間はわずか1カ月半ですが、IPL(インディアンプレミアリーグ)の選手はおよそ3億円の年俸を稼ぎます。
オフシーズンはCM撮影などで稼ぎ、広告などのスポンサー収入も1億円ほどになります。
最高年俸を稼ぐのはIPLの歴代最多得点記録を持つヴィラット・コーリ選手で、3億円のスポンサー収入を含め年収はおよそ30億円です。
テニスは世界で10億人のファンがいると言われるほどに人気の高いスポーツです。
テニスはほかのスポーツよりも試合観戦が楽しめると言われます。その理由は、何といっても対戦する選手同士の技術のぶつかり合いにあります。
たとえば2021年9月2日に行われた全米オープンの2回戦、元世界ランキング5位で身長2メートルオーバーのケビン・アンダーソン選手を元世界ランキング8位で身長170センチのディエゴ・シュワルツマン選手が撃破しました。
アンダーソン選手は時速200キロを超える高速サーブを武器としていますが、対してアンダーソン選手のサーブスピードは平均170キロ。それでも体を使ったストロークでボールに回転と重さを加えることで、アンダーソン選手を振り回す形で勝利しています。
このようにお互いの武器をどのように駆使して試合を組み立てていくのか、奥の深さがテニス観戦の面白さと言えます。
2021年10月に日本人プレイヤーの本玉真唯選手に注目が集まりました。「シカゴ・フォール・テニス・クラシック」の本戦に勝ち上がり、その1回戦で元世界4強位のキャロライン・ガルシア(フランス)選手をストレートで撃破したからです。2回戦は相手選手が怪我により棄権し、3回戦もアメリカのシェルビー・ロジャース選手と激闘の末勝利しました。準々決勝では残念ながら世界ランク9位のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に敗れましたが、今後の活躍が期待できます。
高い技術の応酬となるテニスの試合には多くのファンが魅了されています。
トッププロともなれば年俸も破格な金額となり、2022年版テニス選手収入ランキングで1位の元世界ランク1位であるR・フェデラーは推定9000万ドル(およそ123億円)とされています。
2022年9月23日に開幕した男子テニスのレバーカップ、その初日にテニス界の帝王ロジャー・フェデラーの引退試合が行われました。テクニックを極限にまで引き上げたと言われるフェデラーの人気は高く、その試合のチケットは転売サイトで数100万円の値が付いたことでも注目されました。
オリンピックの花形スポーツであり、性別に関係なく人気があるのが陸上競技の特徴です。
2022年7月15日から24日にかけて開催されたオレゴン2022世界陸上競技選手権大会では、男子競歩で金メダル1つと銀メダル2つ、女子やり投げで銅メダル1つの4つのメダルを獲得し過去最多タイ記録となり注目されました。
また、2019年5月に行われた世論調査では、会場で1番見てみたいオリンピック競技の1位が陸上競技(24%)でした。
陸上競技が人気の理由に「対戦方式ではない」ということが挙げられます。サッカーやバスケットボール、クリケットやテニスなどはすべてチームあるいは個人が対戦するタイプのスポーツです。
それに対して水泳や陸上競技は個人あるいはチームそれぞれのパフォーマンスにより勝敗が決まるスポーツです。
純粋に個人あるいはチームがそれぞれのパフォーマンスを追求し、その結果が勝敗となるシンプルさが人気と言えます。ルールがわかりやすいというのが、陸上競技が観戦して楽しめるスポーツである理由です。
また100メートル走が人気を集めるように、わずかな時間で勝敗が決まるスピード感も人気の理由となっています。
ラグビーはオーストラリアやニュージーランドといった南半球で人気の高いスポーツです。
2022年1月にリーグワン(JAPAN RUGBY LEAGUE ONE)が開幕し、2023年のワールドカップに向けて盛り上がりを見せているのがラグビーです。
プロリーグは世界で30を超える国にありますが、イングランドの12チームからなる「プレミアシップ」やスコットランド・アイルランド・イタリア・南アフリカ・ウェールズの5カ国からなる「プロ14」などがありますが、特にフランスの「トップ14」が有名です。
日本ではまだプロリーグがありませんが、2021年1月にスタートした「リーグワン」のプロ化が期待されます。
ラグビーワールドカップは夏季オリンピック、サッカーワールドカップに次ぐ世界3大スポーツ大会の1つであり、テレビ視聴者数は200カ国以上で40億人以上にもなるといわれます。
ラグビーはイギリス生まれの紳士のスポーツと言われますが、まるで格闘技のような迫力を楽しめるのが人気の理由です。さらに複雑なルールゆえ、戦術とテクニックが必要とされることもラグビーの魅力と言えます。ルールがわかればお互いのチームがどのような戦術で戦っているのかを見て楽しむことができます。
2023年9月8日から10月28日にかけてラグビーワールドカップ2023が開催されます。日本代表は9月9日に早くもライバルとなるイングランド代表と対戦します。2019年のように大きな盛り上がりが予想されます。
2021年シーズンをもって撤退したホンダが2026年に復帰する動きを見せていることでも話題のF1には、根強いファンがいます。ただし日本のテレビでは地上波もBSの無料放送でも見られなくなっています。
それでも根強いF1ファンは多く、2022年10月7日から9日かけて3年ぶりに開催された鈴鹿でのF1グランプリのチケットは完売しました。
「Global F1 Fan Survey」(世界F1ファン意識調査)の2021年版によると女性ファンが増加しているとの結果が出ています。また観戦5年以下のファン全体における割合が2017年調査時の11.7%に対して34%に増加しており、ファンが増加しているとのデータも示されています。
世界のF1ファンはおよそ10億人から5億人に減少したと言われますが、これはテレビ放映が減少したのが原因です。
とはいえF1はモータースポーツの最高峰として注目を集めています。F1マシンは走る広告塔と言われるほどにスポンサー企業はお金を注ぎ込み、レーシングチームの年間予算は数百億円にもなると言われます。
また転戦に伴い移動するF1関係者は1000人ほどにもなり、開催地での経済効果は計り知れないほどに大きなものです。
F1観戦の魅力といえばやはりモンスター級のF1マシンが疾走するところにありますが、なかでも公道を走るモナコグランプリは見応えがあります。美しい街並の中をF1マシンが走るという非現実感は、ほかでは見られないものです。
またチームが世界を転戦する様子を見るのも楽しいものです。気候条件などが異なるサーキット場に合わせてマシンをどのように調整するのか、あるいは破損したマシンをいかに修理するのかなど、メカニックが好きな人にとっても見どころは多いと思います。
アメリカやメキシコ、そして東ヨーロッパ諸国などで人気のスポーツです。
東京オリンピックでは女子フェザー級の入江聖奈選手が日本人女子で初めて金メダルを獲ったことでも注目を集めました。
また、2022年12月13日にバンタム級の井上尚弥選手が4団体王座統一戦で勝利し、4団体王座統一を果たしたことが話題になりました。バンタム級での4団体王座統一は世界初とあって、関心を持った人も少なくないでしょう。24戦全勝となった井上尚弥選手は今後、スーパーバンタム級に階級を上げるとのことです。
ボクシングは格闘技としての歴史が長く、テレビ放送される以前から世界各国で普及していました。また殴ることだけが許された格闘技としてルールがわかりやすいのも人気の理由です。
ただしルールは簡単ですが選手によってプレイスタイルが違うのもボクシングの魅力です。足を使う選手や防御に徹してカウンターを狙う選手など実に多彩です。そのようなプレイスタイルの異なる選手がいかに相手を攻略し試合運びをするのか、ボクシングの観戦はそこに魅力があります。
4団体を制覇した井上尚弥選手の強みはスピードの早さと、ノーモーションからの破壊力のあるパンチです。さらにストレートでもフックでも、あらゆるパンチでKOを狙えるのも大きな強みとなっています。
その井上尚弥選手が統一王座となったボクシングの団体は次の4つがあります。
WBAがもっとも歴史が古く、2022年12月時点で日本人チャンピオンとしてバンタム級の井上尚弥選手などがいます。
WBCはWBAから分離した団体で、日本人チャンピオンはライトフライ級の寺地拳四朗選手がいます。IBFは国際ボクシング連盟のことで1988年発足と1番新しい団体です。WBAバンタム級チャンピオンの井上尚弥選手は、WBAとIBFバンタム級のチャンピオンでもあります。
WBOもWBAから独立した団体で規模が小さく、女子ボクサーも多く活躍しています。日本人チャンピオンとしてはフライ級の中谷潤人選手やスーパーフライ級の井岡一翔選手、ミニマム級の谷口将隆選手がいます。そして2022年12月13日に井上尚弥選手が前王者ポール・バトラー(英国)を倒してチャンピオンになりました。
世界で人気の高いスポーツをご紹介しましたが、それぞれに競技を楽しめるもの、観戦して楽しめるものがありました。スポーツは私たちに感動や刺激をあたえてくれるのがだと改めて分かりました。
みなさんも様々な方法でスポーツを楽しんでみましょう。
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