メタバースという言葉をよく目にするようになりましたが、
オンラインカジノにもその波は押し寄せています。メタバースのプラットフォームでのカジノサービスが増えているのです。
そのサービス内容と特徴はどのようなものなのか、そして課題として何が考えられるのかを解説します。
オンラインカジノのボーナスや入金不要ボーナスも一覧でまとめています。
アタリ社の仮想通貨カジノ
スペースインベーダーやアステロイド、フロッガーといったヒット作を世に出したゲーム会社「アタリ」がメタバースでゲームワールドをオープンさせる予定とのことです。ここでは仮想通貨「Atari Token(アタリトークン)」を使用して
カジノゲームもプレイできます。
メタバースはあらためて説明する必要もないかとは思いますが、自分の分身であるアバターで自由に活動できる仮想空間のことです。VRゴーグルを装着すればリアルな現実感を味わえますし、グラフィックの向上によりVR酔いもあまりないようです。
アタリが用意した独自通貨「アタリトークン」はゲーム内通貨として流通していますが、仮想通貨取引所でも売買できます。つまりアタリがメタバースで提供するカジノゲームは実質的に、世界中で利用されているオンラインカジノと同様に法定通貨のキャッシュで遊べるということです。
これはオンラインカジノの新しいスタイルになると期待できます。それと同時に法的にどのように扱われるのか、ユーザーはどの程度自由にサービスを利用できるのかが気になるところです。
増加するメタバースでのカジノサービス
アタリ社のようにメタバースのプラットフォームを利用したカジノサービスが増えています。本物のランドカジノのようにテーブルが用意され、
バカラや
ブラックジャックなどが楽しめるようになっています。メタバースを披露したMeta(旧Facebook)のマーク・ザッカーバーグ氏はメタバース内で
テキサスホールデムポーカーをやっている様子を披露していました。
メタバースではアクセスさえできれば、特にカジノをするためのアカウント開設が必要ありません。必要なのはメタバースに接続できるウォレットであり、メタマスク(Metamask)などの利用が想定されます。
たとえばメタバースでのカジノでは、仮想通貨を直接的に使用するのではなく、NFTを使用することも考えられます。NFTは仮想通貨で売買できますし、仮想通貨は法定通貨で売買できるので、間接的に法定通貨を使ってカジノをプレイできることになります。
現時点(2022年2月)でメタバースカジノをプレイできるサービスに次のようなものがあります。この中に独自トークンを利用してゲームをするものもありますが、そのトークンもビットコインや法定通貨で売買できます。
- Decentraland(ディセントラランド)
- Decentral Games
- MetaHero(メタヒーロー)
メタバースのカジノはライセンスを取得している?
メタバースのプラットフォームでカジノサービスを始める会社が増えていますが、オンラインカジノのようにライセンスを取得しているのでしょうか。調べてみると、公式サイトにそのような記載がありません。
実はメタバースのカジノに関しては、まだ法整備が整っていません。オンラインカジノにライセンスを発行している政府機関なども、メタバースカジノのライセンス発行には取り組んでいないのが現状です。
カジノに限らずメタバースに関しては、法的に整備されていない部分が少なからずあります。たとえばメタバース内の土地売買で得た収入は税法上どのように扱われるのか、メタバース内での出来事に民事や刑事法が適用されるのかといったことです。
メタバースが一般に広まれば、カジノを含めて法整備が進むと考えられます。その時にはあらたなオンラインカジノのスタイルとして定着するかもしれません。
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