江原 愛
9月24日、サンシティグループはあらたなカジノフロアのオープンに関する発表を行いました。
これは2023年にグランドオープンを予定しているウェストサイド・シティプロジェクトにおいて、メインカジノフロアを2022年末にオープンさせる計画であるというものです。
このプロジェクトは新型コロナウィルスの影響を受けて、6月から建設工事を中断していました。最近になりようやく工事が再開したことを受けて発表したという形です。
このカジノフロアには400台のゲーミングテーブルと1200台のスロットマシンが備え付けられます。さらに400室の5ツ星ホテルとプールサイドバーなども計画されています。
フィリピンのIRリゾートのひとつ、オカダマニラで新型コロナウィルス対策としてロボット洗浄機を運用すると発表しました。
カジノ施設はテーブルやスロットの設置が上限30%の制限付で運用が許可されています。そのカジノフロアをはじめ、IR施設内をロボットが自動で消毒するということです。ホテル内の個々の部屋やスイートルームをはじめ、高輝度紫外線C(UV-C)を使用することで広大な敷地を消毒することもできます。
オカダマニラでは現在、政府の規制に準拠してチェックインしたゲストには、「2つの3層フェイスマスク、消毒用ワイプ、アルコール、2つのフェイスシールドで構成されるアメニティキット」を提供しています。
2016年に日本人がマニラで開業したオカダマニラの格付けを、フィッチ・レーティングスは9月23日に「B」に据え置くと発表しました。
これはオカダマニラが発行している米ドル建て担保付社債に対する格付けです。2018年12月に発行した6億ドルと、新型コロナウィルスによる影響に対応するため新規発行した1億ドルが対象となります。
既発行分の6億ドルは満期が2021年12月でしたが、1億ドルの新規社債と同様に2024年12月の満開と条件を変更しています。この社債は流動性が低い海外私募債なので、表面利率が8.5%と高く設定されています。
ちなみにネバダ州のWynn Resortsが4月7日に6億米ドルの発行を発表した私募債は満期が2025年、利率は7.75%です。オカダマニラは将来の見通しを強気でみていると考えられます。
ただ、フィッチ・レーティングスによると、オカダマニラの今後の見通しは「弱含み」としています。これは政府の規制に準拠しながら営業を再開するも、旅行規制やあらたな感染拡大の可能性を考慮し、事業の回復にはリスクが伴っていることが理由です。
フィリピンでは3月15日に一時停止していたゲーミング事業が9月9日に制限付で部分再開しています。この制限とはカジノエリアにおいて、ゲーミングテーブルとスロットマシン設置許可台数を上限30%とする、というものです。
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