新型コロナウィルスの蔓延により落ち込んだランドカジノの収益が大きく回復しています。韓国の外国人向けカジノの2022年における売り上げは前年比で大きく増加していることがわかりました。また、ラスベガスも大幅に増加、マカオ、シンガポールは回復傾向にあります。
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韓国のランドカジノ売り上げが大幅に増加
コロナ禍で落ち込んだランドカジノの売り上げが上昇しています。ラスベガスのカジノの売り上げは2021年5月に約12億3,000万ドル(およそ1,350億円:当時のドル円レート)と過去最高を記録しました。韓国の外国人専用カジノ「Paradise(パラダイス)」も2022年は前年比で60.7%の478億7,000万ウォン(約50億8,714万円)増加となっています。年間の収益は3,506億7,000万ウォン(約372億6,567万円)と前年比で40.5%増加しました。
一方で外国人専用の「セブンラックブランドカジノ」3店舗を運営するGrand Korea Leisure Co Ltdは、2022年のカジノにおける売り上げが前年比196%増加の約2,651億7,000万ウォン(約281億7,959万円)に達しました。*1円=9.4ウォンで換算しています。
カジノのゲーム別の売り上げ
Grand Korea Leisure Co Ltdが運営するカジノゲームごとの収益は次のようになっています。
ルーレットやバカラ、ブラックジャックなどテーブルゲームの売り上げは年間で2,389億ウォン(約253億8,788万円)となり、前年比で224.1%の増加となりました。スロットマシンは前年比72.3%の増加で売り上げは262.億6,000万ウォン(約279億648万円)です。
12月のカジノ全体の売り上げは約305億5,000万ウォン(32億4,654万円)で前年比201.4%の増加となりました。
対して「Paradise」は年間のテーブルゲームの収益が3,194億3,000万ウォン(339億4,580万円)と前年比で40.9%増加しています。スロットゲームに関しては年間の収益増加率36.6%の312億4,000万ウォン(約33億1,987万円)です。
マカオのランドカジノは回復の見通し
大手投資銀行が1月初頭にマカオのカジノ売り上げ予想に言及したレポートを提出しています。1月のカジノ売り上げは前月実績の34.82億パタカ(約565億円)から増加し40億~62億パタカ(約649~1,006億円)になるとの見通しです。
シンガポールの売り上げ予想
シンガポールのマリナーズベイサンズは2021年9月の四半期の収益が2億4,900万ドルと、わずかに黒字となる数字でした。しかし2022年の第3四半期における収益は7億5,600万ドルと、前年比で203%増加し、EBITDA(利息、税金、減価償却などの償却前利益)も3億4,300万ドルと回復しました。
これは2019年のEBITDAの年間16億ドルに匹敵するペースとあって、親会社のラスベガスサンズ会長兼CEOのRobert Goldstein 氏は今後数年で年間EBITDAは20億ドルに達すると予測しています。
ラスベガスのランドカジノも売り上げが増加
2022年はラスベガスに年間でおよそ3,200万人が訪れ、前年と比べて23.5%増加となりました。ネバダ州のカジノは2022年10月で20カ月連続で10億ドル以上も売り上げています。
2022年10月におけるゲームごとの売り上げは、スロットマシンが8億7,730万ドル、ブラックジャック1億3,060万ドル、バカラ6,640万ドル、クラップス3,730万ドル、ルーレット3,300万ドルとなっています。