佐世保市のハウステンボスにIR誘致を目指す長崎県では、カジノに反対する市民団体が県議会にIR誘致中止を求める請願書を11月30日に提出しました。
長崎県はIRの設置と運営をする事業者を「カジノ・オーストリア・インターナショナル・ジャパン(以下CAIJ)」に決定し、「区域整備計画」を2022年4月までに国へ申請する予定となっています。
これに対して反対派の市民団体が申請を中止するよう訴えたことになります。すでに5041人分の署名が集まっていますが、IR誘致反対の理由としてギャンブル依存症を増やすおそれなどを挙げています。
一方で長崎県議会では資金調達の目処が立っていないことを指摘される場面もありました。IR開発の事業費は3500億円とされ、その費用はCAIJ側がすべて負担するとしています。しかし大型IRの運営実績がないCAIJの資金力を疑問視する声も出ています。
依存症対策や治安対策などの素案が明らかに
長崎県のIR誘致が難航する中、12月10日に長崎県はIRのの区域整備計画の素案を発表しました。
ギャンブル依存症対策としては、カジノ施設は敷地の一番奥に置いて利用しない客と動線を分けるとしています。またカジノのフロアや周辺にはATMの設置を禁じています。さらに賭け金や滞在時間にも上限を設けることが明記されています。
治安対策としては、反社会勢力の利用を防ぐためのデータベースを活用することで入退場の管理を行うなどを挙げています。
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