i-gaming(オンラインカジノとスポーツベット)に関するサービスはニッチなものから主流なものへと転換しています。2020年からはこのi-gaming株は、投資対象として魅力あるものと期待されています。
i-gamingがこのような転換を迎える転機となったのは、2018年5月14日において米連邦最高裁判所がPASPA(プロフェッショナル&アマチュア・スポーツ保護法)を違憲とする判決を下したことです。
PASPAとはアメリカ合衆国において、ネバダ州やデラウエア州、オレゴン州やモンタナ州を除き、政府や個人がアマチュアやプロスポーツ選手による試合を対象とした賭け事を主催することなどを禁じるものです。
今後はオンラインカジノやスポーツベットを促進する州が増えると考えられ、その結果、i-gaming関連株は大きく上昇すると推測されています。
スポーツベットの需要が増加している米国で今後、注目すべきi-gamingセクターの企業と株価の推移をご紹介します。
まずWynn Resorts(WYNN)は2018年の最高値の200ドル近くをつけたあと、2019年末に100ドルを切り、2020年1月には150ドル近くまで回復しました。その後は新型コロナウィルスの影響を受けて4月には48.50ドルまで株価は下がりますが、11月時点で80ドル近くまで値を戻しています。
モルガン・スタンレーは11月1日、目標株価を90ドルから95ドルに引き上げています。
そしてもうひとつ、注目はScientific Games Corpです。米国内以外に世界に向けて宝くじやデジタルゲーム向けのテクノロジーベースによる製品やサービスを提供する会社になります。
株価は2018年に60ドル以上の高値をつけたあと、2020年4月には5.87ドルまで値を下げました。11月時点では30ドルを超えるまで回復しています。アナリストの評価は11月5日にJPMorgan Chase&Coが目標株価を18ドルから30ドルに引き上げました。
過去数年間でi-gaming業界は大きく成長してきました。それに伴い、投資対象となるのはオンラインカジノを提供する企業以外にも広まっています。
i-gamingとは、いわゆるオンラインで楽しめるギャンブルの総称です。これにはスロットやカジノのテーブルゲームをはじめ、スポーツベッティングやeスポーツなども含まれます。
そしてこのi-gaming業界に関わるのは、オンラインカジノを運営する企業のほかに、その企業へサービス提供する会社も含まれることになります。たとえばゲームをオンラインカジノにライセンス提供する会社などもあります。
具体的にはオンラインカジノにゲームをライセンス供与しているEvolutionやNetEnt、Playtechなどの会社が挙げられます。EvolutionとNetEntはスウェーデンのストックホルム株式市場で、Playtechはイギリスのロンドン株式市場で上場されています。
いずれも株価は2020年の3月から4月にかけて底値をつけたあと、上昇に転じています。
あるいはオンラインカジノに対し、ビジネスを運営するために必要なバックエンドソフトウェアを提供する会社もあるでしょう。Kambi GroupやGaming Innovation Group、AspireGlobalといった会社が該当します。
いずれもBtoBプロバイダーとして、オンラインカジノのプラットフォームを提供する企業です。具体的にキャンペーンの管理やデータの収集、ライセンス供与や顧客サポートなどのサービス提供を行なっています。
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