江原 愛
2021年11月15日から5日間、iGamingの拠点でもあるマルタ島で「SiGMA」と呼ばれるオンラインギャンブルのイベントが開催され、オンカジにおける新しい技術やトレードに関して、展示会や講演が行われます。
今回はこのSiGMAにおいて、どのようなイベントが開催されるのかをご紹介していきます。
SiGMAはオンラインカジノやスポーツベットにおけるゲーミングプロバイダ、決済サービス会社などカジノ関連企業が参加するイベントです。展示会やカンファレンス、催し物などが開催され、一般の参加者が集まります。
SiGMAには次のようなイベントがあります。
またSiGMAの公式サイトでは、オンラインカジノやスポーツベットに関するニュースや情報が提供されています。
2021年11月15日から11月19日までマルタのMFCC(マルタフェア&コンベンションセンター)で開催されるイベントがSiGMAです。オンラインカジノとスポーツベットに関する業界の技術やトレンドについて、展示会やカンファレンスが行われます。
展示会に出展する企業は400社以上、参加者は1万2000人以上となっています。講演を行うゲストスピーカーは200人以上の予定です。
SiGMAに参加するためにはチケットの購入が必要ですが、「スタンダード(149ユーロ)」「プレミアム(299ユーロ)」「プラチナ(499ユーロ)」の3種類が用意されています。高額チケットになれば、参加できるイベントが増えます。
SiGMAでは展示会のほかに、さまざまなゲストスピーカーによる講演が行われ、オンラインカジノのトレンドと今後の動向を知ることができます。
11月16日から18日までの3日間でどのような講演が行われるのかをみていきましょう。
SiGMAの初日である11月16日に行われる講演は次のようになっています。
ここではオンラインカジノ市場についてさまざまなゲストから講演が行われ、オンラインカジノに関する規制の状況が報告されます。さらにオンラインカジノのユーザーが抱える損失リスクについてもテーマとなっています。
ほかにオンラインカジノ企業の税務やコンプライアンスに関すること、M&Aに関することや決済方法の技術、データ保護がテーマとして取り上げられます。
オンラインカジノの仮想通貨決済をテーマに講演が行われます。
さらにブロックチェーン技術をどう活用するのか、これまでどのような恩恵を受けてきたのかが発表されます。さらにCBDC(中央銀行デジタル通貨)に関する講演もあります。
2日目の講演内容は次のようになっています。
デジタル通貨と地域経済の関係性、ブロックチェーンへの規制と法律上の問題、そして将来のデジタル経済について講演が行われます。
さらにヨーロッパでのトークン(仮想通貨)製品の進化やビットコインのマイニングにともなう電力問題などがテーマとなっています。ほかに、近年デジタルアートなどで話題になっている「NFT(非代替性トークン)」についての講演も予定されています。
ここでは具体的に、オンラインカジノのスロットとカジノゲームのトレンドについて発表があります。
SiGMAの最終日となる11月18日の講演内容は次のようになっています。
フィンテック(金融テクノロジー)に関連して、仮想通貨の動向やオンラインカジノにおける金融犯罪などに関する講演が行われます。さらにオンラインカジノにおける決済技術の最新情報が発表される予定です。
そして注目を集めそうなのが、「量子コンピュータ」がオンラインカジノ業界にどのような影響を与えるのかという考察です。ゲームそのものや決済にどう影響するのか、これからの動向予想が発表されます。
「DeFi(分散型金融)」に関する動向と考察もテーマとして講演が行われます。投資対象としての魅力やセキュリティに関する問題などがテーマになっています。
カジノゲームとどのように向き合うのかもテーマとして取り上げられます。仕事や生活への影響など、カジノゲームと生活とのバランスの取り方などが語られます。
SiGMAではオンラインカジノに関わるさまざまな技術やトレンドについて、多くの発表がなされます。
特に仮想通貨に関する講演が多いのが特徴といえるでしょう。今後のオンラインカジノの動向を知る上でも、参考になる講演が予定されていることがわかります。
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