Microgaming(マイクロゲーミング)が、社名を正式に変更しApricot Investments(アプリコット・インベストメンツ)に進化しました。
ゲームプロバイダーのパイオニアとして長年にわたり業界をけん引してきたMicrogaming社が新たに飛躍するための決意の表れともいえる社名変更の裏には何があるのでしょうか。
Microgamingが新たな章へ
Microgaming社は、1994年にイギリスのマン島で設立され、オンラインカジノ業界におけるゲームプロバイダーの先駆者として30年以上にわたり業界をリードしてきました。
世界初のオンラインカジノソフトウェアを開発し、老舗カジノであるインターカジノ(Intercasino)に、「ブラックジャック」のソフトウェアを提供したことによりその名を知られるようになりました。
また、世界初のプログレッシブジャックポットをオンラインカジノに導入し、それ以降も毎年数多くのゲームをリリースし続け、現在では提供しているゲーム数は850種類以上にのぼります。
世界で最も有名なプログレッシブジャックポットスロット「Mega Moolah(メガムーラ)」をはじめ、2021年にリリースされたオニ・ハンター(Oni Hunter)や2022年にはドキ・ドキ・夏祭り(Doki Doki Fireworks)など、日本人プレイヤー向けのゲームも開発・提供しています。
Apricot Investmentsとしてオンラインゲーム業界に革命を
創業から30年を経過したMicrogaming社は、2024年、社名をApricot Investments(アプリコット・インベストメンツ)に正式に変更しました。
この社名変更には単なる名称の変更だけではなく、30年間ゲーム開発に専心してきたMicrogamingがゲームプロバイダーにとどまらず、より広範な事業分野に進出し、新たな成長を目指すための決意が込められています。
飛躍するためのミッションとしてAgility(敏捷さ)、Integrity(誠実さ)、Unity(団結)の3つの価値観を掲げて「最先端のプラットフォーム技術とサービスでオンライン ゲームの世界に革命を起こす」と宣言しています。
しかし、Microgamingというブランドがすべて消滅してしまうわけではありません。Microgamingは、ブランド名としてこれからも継続されます。
そして、今後は、ゲーム開発だけでなく、プラットフォーム技術、サービス、デジタルソリューションなど、より広いオンラインゲーム産業の分野に活動を拡大していくようです。