江原 愛
カジノゲームで人気の高い『バカラ』ですが、国内で金銭を賭けたバカラ賭博を行うと違法行為となってしまうので注意が必要です。
この記事では「バカラ賭博とは」「バカラ賭博がなぜ違法なのか」「バカラが人気の理由」また、実際にどのような形でバカラ賭博が摘発されているのか、その実例をご紹介します。
また、日本国内で安心してバカラを楽しむ方法も紹介していきますので参考にしてください。
まずは違法行為であるバカラ賭博とはどのようなものなのかを説明します。
バカラ賭博とは、カジノゲームのひとつであるバカラを賭けの対象として、実際に金や物を賭けて遊ぶことです。
国内でもバカラのゲームそのものを楽しむだけならば問題ありませんが、賭けの対象とすれば賭博罪の適用により客も店側も摘発されます。
日本でバカラ賭博が行われるのは、いわゆる「裏カジノ」と呼ばれるところです。店内にバカラのテーブルがあり、お店のディーラーがいてお客がお金を賭ける施設になります。
あるいはインターネットのカジノを使って店内でバカラ賭博をさせる店舗は「インカジ」と呼ばれ、賭博罪に適用されます。オンラインカジノを個人で楽しむ分には問題ありませんが、それを日本国内にある店が利用して、お客とお金のやり取りをすることは違法行為となります。
有人の逮捕者や摘発があるにもかかわらず、バカラ賭博が行われるのはなぜでしょうか。バカラはカジノゲームにおけるカードを使ったテーブルゲームのひとつです。「カジノの王様」とまで呼ばれるほどに人気の高さを誇ります。
ランドカジノではベット(賭け金を賭けること)の最低金額が高く設定されることもあり、VIP客のために最高賭け金も相当に高く設定されます。これほどの人気がある理由はふたつあります。
それはルールが簡単であることと、ゲームがスピーディに進むことです。多額の賭け金でベットすれば、短時間で巨額の利益を手にすることも可能となります。これが、バカラが人気の理由です。
バカラのルールは極めてシンプルなもので、ディーラーがテーブルの2カ所にカードを2枚伏せて置きます。その2カ所のうち、どちらのカードの合計数で1桁目が大きいかを当てるというものです。カードをオープンし、場合によっては3枚目を追加して勝敗が決まります。
当たれば賭け金は2倍(片方は1.95倍)となって戻りますし、外れたら賭け金は没収されます。
バカラ賭博で逮捕者が出た摘発事例をいくつかご紹介しましょう。
2021年6月14日、六本木ヒルズの高層マンションにてバカラ賭博が行われたとして、店の経営者ら6人が賭博罪容疑で現行犯逮捕されました。また店内にいた男女2人の客も賭博容疑で逮捕されています。
違法カジノは雑居ビルで行われるケースが多いので、このような高級マンションでの摘発は珍しいものです。ここでは「国際カジノプレイヤー学院」の名でカジノスクールが運営され、会員は160人ほどいたそうです。このカジノスクールは韓国の「パラダイスカジノ・ウォーカーヒル」と公式ライセンス契約を結んでいるとしていましたが、実態は違法カジノとして運営していたようです。
2021年2月22日、上野の違法インターネットカジノ店の経営者が常習賭博の容疑で逮捕されました。店内には12台のパソコンを設置し、別の場所でゲームを進行させるディーラーの様子を生中継していたようです。
店の出入り口には防犯カメラを設置して出入りする人の顔をチェックしていたそうですが、大負けした客が110番通報したことにより摘発されました。もちろんこの客も賭博罪容疑で逮捕されています。
2021年4月3日、名古屋の違法インターネットカジノ店が摘発され、従業員3人と客2人が逮捕されました。インターネット店ではカジノサイトで客にオンラインバカラ賭博を行わせて、手数料を得ていたとのことです。2人の客は容疑を認め、4月7日にあらたに逮捕されたカジノ店経営者は黙秘していました。
この違法インターネットカジノ店は24時間営業して、1日に100万円近くを売り上げていたそうです。また売上の一部は暴力団の資金源になっていたとみられています。
バカラ賭博を行う店の経営者や従業員はもちろん逮捕されますが、その場に居合わせた客も賭博罪容疑で逮捕されます。
賭博罪には単純賭博罪と常習賭博罪があり、単純賭博罪は50万円以下の罰金または科料に処されます。常習賭博罪となれば、3年以下の懲役に処されることになります。
単純賭博罪の場合には略式起訴により罰金刑のみで釈放されますが、もちろん前科は付きます。摘発された違法カジノに居合わせていなくても、利用していたことがわかれば逮捕状の発付により逮捕されることもあります。
国内でバカラ賭博をすれば賭博罪容疑で逮捕されます。それでは、安全にバカラを楽しむためには、どうすればよいのでしょうか。
海外ではカジノを合法化している国が多くあります。そこで海外旅行に行った際に、カジノに足を運べばバカラを楽しむことができます。
今やラスベガスを抜いてマカオのカジノ市場が拡大しています。複合施設でカジノを運営しているので、家族旅行で訪れてもみんながさまざまな施設で楽しむことができます。またカジノ施設ではバカラは人気の高いゲームなので、テーブルも多数用意されています。
海外で正式なライセンスを取得して運営されているオンラインカジノ(オンカジ)を利用することで安全にバカラを楽しむことが可能です。
オンラインカジノとはインターネット上にあるオンラインでカジノゲームが遊べるサイトです。
オンラインカジノのバカラであればバカラ賭博に該当せずに、自宅などからパソコンやスマホで手軽に楽しむことができ、実際にお金を賭けて遊んで勝利金を手にすることも可能です。
まずは、お試しプレイや無料で登録するだけで無料ボーナスをもらって入金することなく試すことがおすすめです。
※ただし、日本国内の店を介してオンラインカジノをプレイすることは賭博罪にあたるので、あくまでもご自身一人でプレイすることが重要です。
オンラインカジノが国や自治体の正式な審査を受け、許可されたライセンスを取得して合法的に企業として海外で運営されています。
そのため、胴元(運営)と客を同時に取り締まることができないことから賭博罪には該当しません。日本国内からオンラインカジノをプレイすることは合法でも違法でもないグレーゾーンとなっています。
国内ではバカラ賭博は違法であり、運営するカジノ店も利用客も摘発されたら現行犯逮捕されます。興味本位でつい足を運ぶというようなことがないように注意しましょう。
海外で運営されるオンラインカジノであれば、バカラ賭博に該当しないので安心して楽しめます。日本語に対応したオンラインカジノも増えているので、まずは登録してみてはいかがでしょうか。
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