『G2E Asia Expo(Global Gaming Expo Asia)』をご存知でしょうか。これはAGA(アメリカのゲーミング協会)が毎年開催しているカジノ産業の展示会です。
2021年は例年よりも遅い時期に開催されますが、多くの企業が参加する予定です。その概要をご紹介しましょう。
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G2E(Global Gaming Expo)はAGAが主催しReedExhibitionsが開催するカジノ業界の専門見本市です。毎年ネバダ州ラスベガスで秋に行われています。
そのアジア版がG2E Asia Expo(グローバル・ゲーミング・エキスポ・アジア)となります。
2007年から毎年5月に開催され、2021年も5月25日から27日に開催する予定でした。しかし新型コロナウィルスの影響で2021年は8月17日から8月19日に変更となっています。開催場所はマカオの"ザ・ベネチアン・マカオ"です。
ザ・ベネチアン・マカオはマカオにあるIR(統合型リゾート)ですが、さまざまな催し物が開催されています。たとえばミス・インターナショナル世界大会2008(2009年)やモノポリー世界選手権(2015年)などジャンルも多様です。
それでは具体的に、G2E Asia Expo2021はどのような内容となるのかをご紹介します。
まずG2E Asia Expo2021に出展するのは、以下のような業界の企業です。
カジノゲームに関する技術や製品に関する企業はもちろん、それに付随するサービス関連企業なども多く参加します。
そして以下のように、オンラインカジノでもお馴染みの企業も多く参加する予定です。
出店者とスポンサーは100以上、訪問者は5000人以上、そして30以上のメディアパートナーが参加するという規模の大きさです。
毎年、カジノオペレーターの95%以上がG2E Asia Expoに参加していると言われます。これは最先端技術と今後の業界トレンドを収集できるからです。
それでは2021年のG2E Asia Expoにおける内容はどのようになるのでしょうか。まずひとつ言えるのは、オンラインカジノやスポーツベットに関するものが多いということです。
そして展示されるテーマとして、次のようなものがあります。
IRに関してはサスティナビリティへの取り組みも近年のテーマとなっています。環境への配慮、カーボンニュートラルといったSDGs(持続可能な開発目標)への世界的な取り組みのなか、カジノ業界も足並みを揃えています。
G2E Asia Expoに参加すると、カジノ業界におけるトレンドや解決すべき課題に触れることができます。過去の開催内容を見れば、それまでのトレンドもわかると思います。
2020年は新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、何度か延期になったあと中止となりました。
そこで2019年に開催されたG2E Asia Expoでのフォーラムをご紹介しましょう。19年はフィリピンのマニラマリオットにて開催され、1万6千以上の来場者がありました。また、内容は以下のようなものでした。
eスポーツに関する内容が多いことがわかります。一方でギャンブル依存症に関する議題もあることから、これは継続的に取り組むべき課題であることが分かるでしょう。
G2E Asia Expo2021は2020年の開催が中止されたこともあり、例年以上の盛り上がりが予想されます。そしてここでの展示やフォーラムをとおして、これからのカジノ業界の動向が見えてきます。
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