オンラインカジノのアカウントを長期放置するリスクと対処法
オンカジのアカウントを長期放置すると思いがけないデメリットもあります。長い期間利用しなかった場合にはどうしたらよいのかの対処法を解説しています。

太田半兵衛

太田半兵衛

オンラインカジノでは入金不要ボーナスやウェルカムボーナス、フリースピンなど、魅力的な新規登録特典が用意されているので、たくさんのカジノにアカウントに登録してしまいがち。
アカウントは登録したものの、そのまま放置しているサイトがある方も多いはず。しかし、オンラインカジノに長い期間ログインもせずに、アカウントをそのままにしておくと、実は予想外のリスクとデメリットが発生する場合があります。
今回の記事ではアカウントを長期間放置してしまった場合のデメリットを解説し、合わせてリスクを回避する対処法を、それぞれ目的別に解説しています。
オンカジのアカウントを長期間放置した場合のリスク
オンラインカジノでアカウント登録後に、長期間にわたってログインせずに、利用しない場合の意外なデメリットを挙げていきます。
アカウントが不正利用される恐れがある
オンラインカジノでは個人情報は厳格に管理されています。しかし、長期間アカウントを登録したままで放置しておくと、自身のPCで適切なセキュリティ対策をしていないと、アカウントの乗っ取りや不正利用の恐れも全くないとは言い切れません。
定期的にログインしてマイページなどで登録情報やウォレットの確認をするなどのチェックが重要です。
アカウントが凍結される
オンラインカジノでは一定期間ログインをしないと、非アクティブなアカウントと見なされて、アカウントが凍結される場合があります。
アカウントが凍結されてしまうと、久しぶりにログインしようと思ってもはじかれてしまいます。また、アカウントが凍結されていてログインできないので、別のアカウントの作成をした場合には、2重登録の不正を疑われ2度とサイトを使用できなくなる恐れがあります。
ボーナスが消滅してしまう
入金不要ボーナスの場合は、24時間~7日間と短く、初回入金ボーナスの場合には、平均して30日~60日間と設定ししているオンラインカジノがほとんどですが、カジノによって異なります。
しかし、登録して入金したもののすぐに遊ばずに放置していると、せっかくのボーナスが消滅してしまいます。
主なオンカジのボーナスと有効期限は以下のとおりです。
カジノ名 | 初回入金ボーナス | 有効期限 |
---|---|---|
遊雅堂 | 100%ボーナス 最大 10万円 | 30日間 |
カジ旅 | 100%ボーナス 最大500ドル | 30日間 |
ボンズ | 最大200%ボーナス 最高2,000ドル | 70日間 |
ラーメンベット | 最大200%ボーナス 最高30万円 | 30日間 |
IDやパスワードを忘れてしまう
オンラインカジノに久しぶりにログインしようとしたらパスワードを忘れしまうことも長期利用しないとよく起こります。
オンラインカジノではログイン時にはIDとパスワードを入力します。IDはメールアドレスの場合が多いのですが、パスワードは大文字・小文字や記号、数字の組み合わせなど安全性を向上させるために複雑な設定の場合があります。
もしもキャッシュがクリアされてしまうとカスタマサポートに連絡して再登録の手続きをしなければなりません。
アカウントの維持手数料が発生する
オンラインカジノでアカウントを登録したまま長期間放置をすると、アカウントを維持するための手数料が発生する場合があります。
アカウントを長期間放置していると、手持ち資金が徐々に目減りしていくことになります。
アカウントを長期放置とみなされるまでの期間
それでは、オンラインカジノでは一定期間ログインをしなけれアカウントが休止される場合があります。主なサイトのアカウント休止までの期間は以下のとおりです。
カジノ名 | 維持手数料発生までの期間 |
---|---|
遊雅堂 | 12ヶ月間 |
ベラジョンカジノ | 12ヶ月間 |
10bet | 6ヶ月間 |
ビットカジノ | 13ヶ月間 |
カジノシークレット | 12ヶ月間 |
アカウント管理手数料について
オンラインカジノで長期間ログインせずに放置した場合には、登録した口座を維持するための手数料が発生します。
主なサイトの管理手数料は以下のとおりです。
カジノ名 | アカウント管理手数料 |
---|---|
遊雅堂 | 毎月5ドル |
ベラジョンカジノ | 毎月5ドル |
10bet | 毎月5ドル |
ビットカジノ | 資金の15% |
カジノシークレット | 毎月5ドル |
管理手数料は、維持手数料とも呼ばれ、毎月一定額が発生する場合と、ウォレット内の資金から一定の割合で徴収される場合の2種類があります。
管理手数料が徴収される前に連絡はある?
多くの場合は、長期放置が理由で手数料が発生する、あるいは、アカウントが凍結される場合には、メールなどで、期日のおよそ1ヶ月前をメドに連絡が入ります。
ただし特に連絡がなく、期日が到来したら自動的に手数料が発生する場合もあるので、事前に登録しているオンカジの利用規約を確認をおすすめします。
どうやって徴収される?
手数料はプレイヤーのウォレットに保管されている資金から徴収されます。資金が0円の場合には、別途請求書が届くということはありません。
ただし、手数料発生期日後に入金した場合には入金額から手数料相当分が差し引かれる可能性があります。
徴収された手数料は戻る?
手数料は口座を維持管理するために必要な経費なので、原則として徴収された金額は戻りません。
ただし、たとえば長期入院でログインできなかったなどの正当な理由がある場合には、カスタマーサポートに相談をすれば返金を検討してもらえるかもしれません。まずは連絡をして相談してみることが大切です。
オンラインカジノの休眠アカウントについて
休眠アカウント(休止アカウント)状態とは、どのような状況を意味するのでしょうか。
オンラインカジノの運営側で一般的に規定される「アカウントの休止状態」には以下のような種類があります。
一定期間の放置 | 各カジノで定められた一定期間に利用実績がない場合、自動的に休止状態になります。 |
本人確認の未完了 | カジ運営からリクエストされた必要な本人確認書類の提出が行われない場合、アカウントが休止される場合があります。 |
セキュリティ上の懸念 | 不正アクセスやアカウントの異常な活動が検知された際にセキュリティのためにアカウントが一時的に休止されることがあります。必ずしもプレイヤー側の不正とは限りません |
プレイヤーのリクエスト | 自己規制プログラムを活用することで、ユーザー自身が一時的にアアカウントの休止をリクエストができます。 自己制御やギャンブルの管理の一環として行われることがあります。 |
プレイヤーの規則違反 | 不正利用などの規約違反をした場合には、強制的に休止もしくはアカウントの削除となります。 |
登録されている個人情報は
公式ライセンスを取得しているオンラインカジノであれば、アカウントを長期間放置した場合でも、個人情報は厳重に保管、管理されているので問題はありません。
もしもアカウントが凍結あるいは閉鎖となっても一定期間は個人情報は保護されています。個人情報の保護期間は登録しているサイトのプライバシーポリシーで確認できます。
当社は、当社のサービスを提供し、法的および規制上の責任を遵守するために必要な期間、お客様の個人情報を保持します。 したがって、お客様の個人情報は、お客様のアカウントが閉鎖後(該当する場合)、またはお客様から最後に連絡を受けた後、最低5年間は保存されます。 お客様の個人情報を維持する必要がなくなった場合には、それよりも早く削除される場合もあります。
(引用:プライバシーポリシー|ベラジョンカジノ)
ただし、オンカジ側がしっかりと管理をしていても、リスクが全くないとは言いきれません。個人情報保護の観点からも、長期放置はおすすめできません。
長期間オンラインカジノを利用しない時の対処法
オンラインカジノで長期間ログインをせずにアカウントを放置すると、手数料や凍結などのデメリットが生じます。
何らかの理由で登録したオンカジを利用しない場合には、必要な対処をしておく必要があります。
その対処法は、アカウントを長期放置している理由によって違いがあります。
長期放置の理由 | 対処法 |
---|---|
・資金を使いすぎてお金が無くなった ・ギャンブル依存症が怖い ・運営会社の決済などに不信感が生まれた | 退会(アカウントの)するのが望ましい |
・資金を貯めて再チャレンジしたい ・ほかのカジノを一時的に優先して利用している ・出張や入院などで一定期間アクセスできない | 休眠(アカウントを維持したまま)するのが望ましい |
対処法1. アカウントを退会する場合
オンラインカジノではもう遊ばない、もしくは、そのサイトではもうプレイしないと決断したのであれば、アカウントの削除が望ましいでしょう。
アカウント削除の方法
オンラインカジノでアカウントを削除を希望する場合には、カスタマーサポートにメールもしくはライブチャットを利用して「退会」の意思表示をすればスムーズに退会の手続きが進行します。
またサイトによっては退会を申請するフォーマットが用意されている場合があるので、事前に確認が必要です。
退会する場合の注意点
オンラインカジノを退会する場合には、実際に「アカウントが削除される場合」と「閉鎖扱いとなる場合」の2種類のケースがあります。
- 削除:アカウントそのものがサイトから抹消される
- 閉鎖:アカウントはサイトで保持されたまま使用ができなくなる
現在では多くのオンラインカジノでは退会を申請した場合は、削除ではなく閉鎖扱いとなります。
退会後の不正を防止するためにアカウント情報を一定期間保持するのが目的です。また、オンラインカジノでは、アカウントを削除した場合でも個人情報は一定期間運営会社内で保持されます。
注意点としは、退会手続きを行うと、ウォレット内のボーナスや資金が消滅してしまいます。ボーナスはやむを得ないとして、キャッシュの資金はできるだけ事前に出金、あるいは全額使い切ってしまうのが望ましいでしょう。
✅合わせて読みたい:オンラインカジノの退会(閉鎖方法)を解説!損しない退会方法と注意点
対処法2. アカウントを休眠させる場合
何らかの理由で一定期間ログインができないが、いずれ再開したいという気持ちがあるのであれば、退会をせずにアカウントを休眠させる方法があります。
アカウントを一定期間休眠させる方法
オンラインカジノでアカウントを一定期間休眠させる場合には、サイトで用意されている「自己規制プログラム」の利用がおすすめです。
「自己規制プログラム」では以下のような機能が用意されています。
- ログイン制限
- 入金制限
- プレイ時間制限
- ロス制限
ログイン制限の中には、短期間のアクセス制限の設定から6ヶ月以上の長期にわたる自己除外規制など、プレイヤーの希望に合わせた制限を設定できます。
自己除外をする場合の注意点
期間を無制限とした自己除外を設定すれば、再度復活させるまでサイトにログインできなくなりますが、アカウントは維持されています。
ただし自己除外が長期にわたる場合には、ボーナスの消滅や口座維持手数料の発生などに注意をしなければなりません。
一定期間をプレイしないのであれば自己規制プログラムの活用、そのサイトを今後使用しないのであれば退会を選択するのが望ましいのではないでしょうか。
アカウントを休眠させずに維持したい場合
オンラインカジノのアカウントは、一定期間ログインしなければ自動的に凍結されアクセスできなくなります。
この休眠状態を避ける方法は1つしかありません。
それは、定期的なログインです。
ほとんどのオンラインカジノでは3ヶ月から12ヶ月程度の期間を経てアカウントが休眠状態になります。
そのため、最低でも1ヶ月間に1回以上ログインをすれば、アカウントが休眠することはありません。
休眠アカウントを復活させる方法
アカウントを休眠状態から復帰させる方法は、カスタマーサポートへ「アカウントの復活」の申請です。
申請する際には、休眠させたアカウントのID、パスワードの情報が必要になります。
そのためアカウントを休眠させる場合には、必ずIDとパスワードをメモなどで残して忘れないようにしなければなりません。
もしもID、パスワードを忘れてしまうと復活はできません。そればかりか、2重登録となる恐れがあるので新規アカウントの作成も難しいでしょう。
まとめ
オンラインカジノで登録したアカウントを長期間ログインせずに放置をすると、予想外のリスクとデメリットが待っています。
アカウントの長期放置は、資金の消滅や個人情報に対するリスクを生むことになるのです。
長期間利用しないのであれば、まずは今後一切利用しないのか、もしくは一定期間利用しないのかを明確にし、それぞれの状況に応じた管理と対処をすることが重要です。
最近プレイしていないサイトがあれば、まずはアカウントの状況を確認してみることをおすすめします。