ブラックジャックのスプリットは、最初に配られた2枚のカードが同じ数字だった場合、ハンドを2組に分けるアクションです。
スプリットをする・しないの判断を適切にすることで、負けにくくブラックジャックの勝率をぐっと高めることにつながるので、ぜひ覚えておいてくださいね。
それでは、ブラックジャックのスプリットについて分かりやすく解説していきます。
ブラックジャックのスプリット
スプリット(Split)は、英語の「分ける」という意味で、最初にべットした金額と同じ金額を支払うことでスプリットができます。
スプリットをして2組のハンドに分けることによって、2つの独立した勝負をすることができます。
両方のハンドが強力な点数の手札になる可能性があり、適切に使用することによってプレイヤーの勝率を最大限高めることができます。
ブラックジャックのスプリットのやり方
それでは、オンラインカジノのブラックジャックでスプリットの方法をゲームの流れに沿って説明していきます。
1.チップを賭け、カード2枚が配られる
配られたカードが2枚とも「6」なので、スプリットすることができます。
2.スプリットを選択すると、1つのハンドが2つに分かれる
最初の賭け金と同額をベットすることで、スプリットできます。
※ ランドカジノでは、手の平を下にして、ピースサインをするジェスチャーがスプリットのサインとなります。
3.ゲームを続ける
「ヒット」や「スタンド」のアクションをしてゲームを進行します
ブラックジャックのスプリットする条件
次に、ブラックジャックでスプリットをする条件を以下のように分けて説明していきます。
- 必ずスプリットした方が良いケース
- カードによってスプリットした方が良いケース
- スプリットしない方が良いケース
スプリットは適切なカードの組みわせで使ってこそ、プレイヤーの勝率を高めてくれるので、しっかり確認しましょう。
必ずスプリットした方が良いケース
A・Aは必ずスプリットする
エースのペアは、ディーラーがどんなカードを持っていても、スプリットしましょう。
ただし、エースをスプリットした場合は、追加で1枚ずつしか引けません。
プレイヤーとディーラーのカードによってスプリットした方が良い場合
プレイヤーのカード | ディーラーのカード |
---|---|
2のペア | 3,4,5,6,7 |
3のペア | 4,5,6,7 |
6のペア | 2,3,4,5,6 |
7のペア | 2,3,4,5,6,7 |
8のペア | 10以外のすべて |
9のペア | 2~6または8~9 |
※上の表は、人気プロバイダーのEvolution社のブラックジャックのルールを基にスプリットの判断基準を説明しています。
スプリットをしないほうが良い場合
次に、スプリットをせずに、そのままゲームを続行したほうが良い条件を以下にまとめています。
10・10はスプリットしない
すでに十分強い点数なので、スプリットせずに勝負しましょう。
プレイヤーのカードが10や絵札のとき、カードの合計点は「20」です。
ブラックジャックでは絵札は「10」としてカウントするので、10点のカードが一番多く、スプリットすればさらに勝ちやすくなると思われがちですが、スプリットするのは厳禁です。
4・4はスプリットしない
プレイヤーのカードが4のペアのとき、カードの合計点は「8」です。
スプリットして独立させた場合、追加のカードがAだった場合でも合計点は19です。追加の金額を支払ってまでスプリットする価値はありません。
5・5はスプリットしない
プレイヤーのカードが5のペアのとき、カードの合計点は「10」です。
既に強力な点数になり得るハンドなので、スプリットさせるとむしろ弱くなる可能性のほうが高いため、ヒットすることが賢明です。
スプリットの判断基準はベーシックストラテジーで確認
ブラックジャックのスプリットの判断基準はベーシックストラテジーに従っています。
※ベーシックストラテジーは、ブラックジャックを数学的に解析し、どの手札の時にどのアクションをするのがプレイヤーにとって最適であるかを示しています。
- ハードハンド:Aを含まない、異なる数字の組み合わせ
- ソフトハンド:Aを含む、異なる数字の組み合わせ