スポーツベットの予想がもっと楽しくなる!初心者から上級者にも人気の賭け方「ハンディキャップ」
江原 愛
江原 愛
ブックメーカーでよく見かける『ハンディキャップ』は、代表的なベット方法のひとつです。
シンプルな勝敗予想オッズに少し飽きてしまった方や、もっと予想を深く楽しみたい初心者から上級者にも人気がある賭け方で、知っておけばスポーツベットの楽しみ方に幅が広がります。
この記事では、「ハンディキャップベットの基本ルール」、「ヨーロピアンハンディキャップ」と「アジアンハンディキャップ」の違いやそれぞれの特徴、使い方について詳しく、そして初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
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『ハンディキャップ(Handicap)』は、表示してある「+ーの数値」を加算した数を最終的なスコアとして、予想するベット方法となります。
ハンディキャップベットは、得点を競って行われるほとんど全てのスポーツ競技にて公開されているオッズです。
対戦チームの実力差がない場合には、ハンデは大きく与えられることはありません。しかし、実力差の大きい相手の場合には、大きいハンデが与えられ高オッズを狙えるチャンスもあります。
実力差のある試合の場合、勝敗予想ベット(マネーライン)であると予想がつきやすいため、オッズも極端に低かったり高かったりと偏ったものになってしまいます。
そこで、ハンディキャップという要素を加えることでオッズを均衡にし、予想をより面白くしてくれてるんです。ハンディキャップベットで的中するためには、対戦相手との実力差がどれほどか、またどのような試合展開になるかを予想しなければならないため、より精度の高い予想が必要となります。
ハンディキャップベットを行うことは、今後スポーツベッティングでの的中率を向上させていく良いトレーニングとなります。
対戦相手と力量差がある試合でも、オッズの差をなくす効果がハンディキャップベットにはあり、どんな試合でも、両チームに等しくチャンスを与えてくれるのがハンディキャップベットです。
明確な実力差がある、格上と格下の対戦の場合は、ハンディキャップベットで購入すると良いでしょう。
サッカーなどでは、トーナメント戦や国際試合で、1部リーグのチームが下部リーグのチームと対戦したり、ランク上位の国がランク下位の国と対戦するなど、実力に圧倒的な違いがある2チームの試合が組まれることがあります。
このようなマッチアップの場合、勝利チームを予想することは容易でかなりの確率で的中することができるでしょう。
しかし、通常の勝敗予想では、オッズが偏りすぎて倍率が低く、勝利金の金額も上げにくいです。
そんな時は、ハンディキャップベットの出番!
適切なハンディキャップを選択しベットすれば、通常の勝敗予想よりもオッズを向上させることができます。
単純な勝敗予想や、オーバー・アンダー予想と比べてハンディキャップベットは少し混乱しやすいこともあります。
以下の注意したい2点を説明しています。
ハンディキャップベットは、試合途中にオッズが公開されることもあります。そして試合途中で公開されるハンデは、試合の状況により変動し表示されています。
注意したいのは、ライブベット(インプレイベット)でハンディキャップベットする場合には、試合開始からのスコアではなく、ベットした時点からがハンデイキャップベットのスタートとなるという点。
つまり、それまでの試合のスコアは関係なく、ベットした時点から試合開始。0-0の状況になります。それまで、どれだけ試合の得点差が開いていようと、関係ありません。
ライブベットでベットした時点から試合終了までのスコアで、ハンディキャップが加味されて、予想が的中したか、不的中なのかが判断されます。
特殊なケースなので、試合途中からハンディキャップベットを行う場合は、このルールを忘れないようにしてください。
ハンディキャップベットのオッズは、対戦相手のオッズも併記されていることが多くあります。
スプリットのオッズが公開されている場合は、画面に数字の羅列が多くなり混乱することもあるかもしれません。
いかなる時でも、注目しなければならないのは自分がベットしたチームのオッズだけ。これを忘れないようにしておけば、戸惑うことはないでしょう。
ブックメーカーのハンディキャップベットには、ヨーロピアンハンディキャップ(Europian Handicap)とアジアンハンディキャップ(Asian Handicap)の2種類があります。
ヨーロピアンハンディキャップ | アジアンハンディキャップ |
---|---|
ルールがシンプル | ルールが少し特殊 |
整数で表示されている | ハンディキャップが2つ設定されている場合がある |
引き分けも対象となる | 引き分けの選択肢がない |
それぞれの特徴を順番に解説していきます。
ヨーロピアンハンディキャップは、試合結果に引き分けが存在するスポーツに限定され公開されているオッズです。
例えば、サッカーやラグビーなどの競技です。
ブックメーカーのサイトによって表記が異なりますが、ホーム/ドロー/アウェイと試合結果が分けられるので、スリーウェイ・ハンディキャップ(3 way Handicap/3択のハンディキャップ)とも表記されています。
ヨーロピアンハンディキャップは、+1, -1など、整数でオッズが設定されます。
【勝敗予想オッズ(マネーライン)の通常オッズ】
例)AチームがBチームと対戦
AのほうがBよりも有力と見られているため、通常の勝敗予想オッズはAが低いオッズとなっています。
そこにハンディキャップが加味された予想オッズを2つ例に挙げてみましょう。
【ヨーロピアンハンディキャップの例】
〈例1〉
Aに+1と表示されている場合、最終的なスコアに+1点が加算された数字で、Aが勝利できれば的中となります。
有利と見られているAにさらにハンディキャップ+1点が与えられているため、オッズもかなり低くなっています。
逆に、Bに-1だと、下馬評の低いBが、ハンディキャップでさらに-1点引かれた状態で勝利をしなければなりません。的中が難しいために、オッズも高めに設定されていることがわかると思います。
また、引き分けにA +1だと、Aが1点加算された状態で、最終的なスコアが引き分けになれば的中となります。的中の条件が難しいため、やはりオッズは高めに設定されています。
〈例2〉
Aに-1ではAが-1点を失った状態で勝利をしなければならないため、少し高めのオッズになっています。
逆に、B +1のオッズでは、Bに1点が加算された状態でスコアが計算されるため、Bが勝利する可能性も高まり、AよりもBのオッズが低いという逆転現象が起こっています。
ヨーロピアンハンディキャップは、勝ち負け以外にも引き分けも対象となります。
オッズに引き分けの項目があるのはそのためです。ハンディキャップ込みで引き分けを予想しなければならないため、的中は難しいですが、その分オッズも高くなっています。
アジアンハンディキャップにおいても、基本的なハンデの考え方はヨーロピアンハンディキャップと変わりません。
ただし、以下の2点が異なるのできちんと違いを抑えておく必要があります。
アジアンハンディキャップは、+0.5, -0,5など小数点刻みでハンディキャップが設定されます(ヨーロピアンハンディキャップは、+1, -1などの整数)。
小数点が反映されれば、確実に勝ち負けがつくために、引き分けという選択肢が存在しません。
ただ、アジアンハンディキャップの中においても、+1, -1など整数のオッズが公開されている場合があります。整数のハンデにベットして、得点差がなく引き分けに終わった場合、ベットは無効となり全額返金されます。
その他にも、ハンデが0というケースも存在します。ハンデ0にベットした場合には、もちろんハンデは加味されず、通常の勝敗予想と同じくハンデ無しのスコアで的中、不的中の判断がされます。試合が引き分けに終わった場合、ベットは無効、全額返金の対応がされます。
いかなる場合においても、ハンデが加味された状況で得点差がつかなかった場合、全額返金されます。アジアンハンディキャップにおいては、引き分け=全額返金と覚えておくと良いでしょう。
アジアンハンディキャップは、選択肢2つのためツーウェイ(Two Way/2択)、スプリット(Splits/2つに分ける)とも呼ばれます。
例えば、以下のようにハンディキャップが2つ設定されている場合があります。
このようなオッズにベットする場合、自動的に賭け金が2等分され、それぞれのハンディキャップに適用されることになるのです。
仮に、A:-1, -1.5に100ドルをベットしたとしましょう。この場合、「A -1」に50ドル、「A -1.5」に50ドルがそれぞれベットされたことになるのです。
ベットする金額の配分ができるわけではなく、必ず半分になります。結果、両方的中することもありますし、半分だけ的中するということもあり得ます。また、整数のハンデが入っている場合は、引き分けで返金という可能性も。
いずれにせよ、的中の可能性が高まりますので、リスクヘッジとしての使い方もできる賭け方になります。
2つのハンデが並んで表記されるので、慣れてない方だと戸惑うかもしれませんが、一度ベットして結果が出てみると理解できるはずです。試合結果の予想に自信がある場合は、このオッズを探してベットしてみると良いかもしれません。
ハンディキャップベットは、奥が深い予想方法です。ブクメでのスポーツベットが、面白く、予想しがいがあるのは、このハンディキャップというオッズがあるからと言っても過言ではないでしょう。
まずは、通常の勝敗予想でブクメに慣れ、次に得点差を予想する癖をつけておくと、ハンディキャップという考え方がイメージしやすくなると思います。ハンディキャップベットをマスターすることができれば、ブクメでのベットがより楽しめること間違いありません。
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