仮想通貨でオンカジの勝利金が出金できない理由と解決法
仮想通貨でカジノから出金できない原因や解決方法を解説しています。

丸山けいた

丸山けいた

最近では「オンラインカジノから仮想通貨で出金できない」という事案が発生しています。これは、仮想通貨の国際的なマネーロンダリング防止機構ガイドラインの一部である「トラベルルール」が理由です。
この記事では、「トラベルルールについて」と一般的な「仮想通貨の出金トラブルと解決法」についてもわかりやすく解説しています。
仮想通貨の新たな規制『トラベルルール』とは
トラベルルールとは、仮想通貨の取り引きの際のマネーロンダリングなどの不正を防止を目的とした新たなガイドラインです。
2020年から各国での実施を呼びかけ、2023年時点で多くの国がトラベルルールを導入する方向に動きはじめました。トラベルルールの適用により、仮想通貨を出金する際には送金者、受取者双方の情報を収集し、実際に出金をおこなう取引所に通知することが義務化されました。
トラベルルールにて通知する内容には、次の情報が必要です。
- 送金者の氏名と住所
- 送金者のアカウント番号
- 送金者の本人確認ができる証明書
- 送金目的
- 受取人の氏名
- 受取人のアカウント番号
これにより極めて秘匿性が高いといわれてきた仮想通貨も、当局により基本的に決済が管理されることになります。
適用範囲は仮想通貨を使用した送金であり、購入、交換などの取り引きの際には不要です。
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オンラインカジノの仮想通貨決済に対するトラベルルールの影響
トラベルルールは国際基準であるFATF(金融活動作業部会)の勧告に則って2023年6月に「犯罪による収益の移転防止に関する法律」の改正によりトラベルルールが導入されました。
トラベルルールの不正利用の防止という主旨に沿って、日本の取引所では賭博(オンラインカジノ)への送金を禁止する動きが始まっています。
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仮想通貨で出金できない事例と原因
仮想通貨の一般的な出金トラブルに関して、具体的な事例とその原因を紹介します。
1. ブロックチェーン上の取引確認が完了していない
仮想通貨ではブロックチェーン上での取引確認が完了していないことが理由で出金ができない事例がしばしば発生します。
仮想通貨を決済する場合には、取引承認のために何段階かの確認作業が必要です。確認手順はウォレットや使用する通貨によって違いますが、IDやパスワード、PINコードの入力などの様々なステップがあり、完了しなければ出金されません。
もしも決済が未完了のまま放置してしまうと資産がロックされてしまう恐れがあります。
2. 残高不足
希望する出金額に残高は足りているでしょうか。
実際の出金額だけではなく、出金に当たってはサイト側の手数料やウォレットのマイナー手数料、銀行口座への送金手数料などのいくつかの手数料が発生する場合もあり、これらの金が聞くもウォレット御残高から差し引かれます。
手数料ぶんが不足して出金が保留されるケースもすくなくはありません。
3. 出金方法の間違い
出金方法や通貨の選択が間違っていると出金はされません。
仮想通貨の場合はチェーンタイプの選択を誤ると資金が消滅してしまう恐れがあります。
4. 手続き時の情報入力の誤り
決済をするウォレットアドレスやアカウント名義などの入力情報が間違っていると出金されません。スマホなどで手続きをしていると、自動入力でどんどん手続きが進行する場合がありますが、その際にも入力されていく情報はきちんと確認する必要があります。
入力情報を誤ったままで決済をしてしまうと、資金が戻ってこない場合もあります。
5. 最低出金額をクリアしていない
仮想通貨では通貨ごとに最低出金額が設定されている場合があります。例をあげれば、ビットコインでは0.000895BTCが最低出金額です。
最低出金額を下回った出金要求は受け付けられません。保有している金額とブランドごとの最低出金額の確認が必要です。
6. ネットワークの混雑
ビットコインやイーサリアムなどの利用者数も取引数も多い人気ブランドでは、ブロックチェーンが混雑し出金スピードに影響を及ぼすい場合があります。手続きが完了しても出金できない場合には、それぞれのネットワークが提供しているステータスの取得によってリアルタイムの状況が確認できます。
7. 本人確認が完了していない
最近では秘匿性が高いといわれる仮想通貨でも、出金手続きの際には本人確認を求められるケースが増加しています。出金手続きが完了しない場合には、本人確認のチェックもポイントになります。
本人確認完了後に追加資料の提出が求められている場合もあるのでウォレットからのメールなども確認する必要があります。
仮想通貨で出金できない場合の対処法
仮想通貨で出金できない場合の対処法は大きく3つに分けられます。
- 利用者が注意するべき問題
- ネットワーク上の問題
- 運用上のルールの遵守
1. 利用者が注意するべき問題
仮想通貨で出金できない場合には、まず手続き上の不備を確認するべきでしょう。
- 決済情報のご記入
- 残高不足
- 出金方法の間違い
これらの原因で出金できない場合には、注意を払って再確認をすることでクリアできます。もちろん残高不足の場合には資金の追加が必要です。
また仮想通貨では銀行などでの振込とは違い、誤った情報のまま手続きが完了した場合には資金がそのまま消滅する場合があるので最新の注意を払って手続きをする必要があります。
2. ネットワーク上の問題
ネットワークの混雑などで出金が遅延する、あるいは保留されるケースでは、利用者側で打てる手立てはあまりありません。
手続き上の不備を確認し、問題がなければネットワークのステータスを確認してみるしかないでしょう。それでも不明の場合にはカスタマーサポートに問い合わせをするしかありません。
もっともネットワーク上の問題であれば、解消されれば出金はされるはずです。1日程度待ってみるのも一つの方法です。
3. 運用上のルールの遵守
ウォレットで定められた本人確認の完了や手数料の負担は当然守らなけらばならないルールです。
そして日本でも、新たにトラベルルールが適用され、仮想通貨を活用したオンラインカジノへの入出金が困難になりつつあります。
トラベルルールに関しては、詳しく後述します。
仮想通貨が出金できない場合のチェックリスト
仮想通貨で出金できない場合にチェックするべきポイントをリストにまとめました。
出金できない場合のチェックリスト | |
---|---|
1 | 本人確認が完了しているか |
2 | 最低出金額はクリアしているか |
3 | 残高は不足していないか(手数料負担を含む) |
4 | アカウントが制限、あるいは凍結されていないか |
5 | 出金先のウォレットアドレスは間違っていないか |
6 | ブロックチェーンは混雑していないか |
7 | 2段階認証などのセキュリティ設定が正しく設定されているか |
これらのポイントはウォレットのステータスの確認、利用規約やポリシーの確認などでチェック可能です。
チェックリストを活用しても出金できない原因がわからない場合には、利用しているウォレットのカスタマーサポートへの問い合わせをおすすめします。