フラワーベットとは?ルーレットで使える効果的なベット方法と使い方

太田半兵衛
フラワーベットはルーレットの効果的なベット方法のひとつです。任意の数字を中心に花びらが開くように合計9ヵ所にチップを配置することからフラワーベットと呼ばれています。
フラワーベットでは、選んだ数字が当選しなくても隣接する数字で勝利する可能性が高まります。シンプルでわかりやすいベット方法なので、初心者プレイヤーも実践しやすいベット方法です。
今回はフラワーベットの具体的な賭け方やメリット、デメリット注意点などを詳しく解説しています!
フラワーベットの賭け方
フラワーベットでは、ひとつの数字にターゲットを絞りその周辺に8枚のチップを配置、つまり、1回につき9ヵ所にベットする方法です。
フラワーベットでは3種類のベット方法を組み合わせて使用します。
ベット方法 | 配当 | |
---|---|---|
ストレートアップ | ひとつの数字にベットする | 36倍 |
スプリットベット | 上下または左右2つの数字にベットする | 18倍 |
コーナーベット | 上下左右に隣接する4つの数字にベットする | 9倍 |
フラワーベットはストレートベットを中心に小さな範囲の中で3種類の賭け方を使用し、複合的な効果が狙えるベット方法です。
また、フラワーベットは赤・黒や奇数・偶数などのアウトサイドベットは使用せずに、インサイドベットに特化した方法です。そのため、当選すれば配当倍率は高くなる一方で、負けた場合のリスクも大きくなります。
1回のベットで最低9枚のチップが必要になります。1牧=1ドルとしても最低9ドル、日本円では約1,350円なのでシンプルなベット方法ですが資金管理が重要なポイントになります。
フラワーベットの配当
フラワーベットは3種類のベット方法を同時に使用する方法です。そのため、当選した数字によって、配当倍率も最小9倍から最高144倍という高倍率まで期待できます。
配当9倍
花びらの4隅の数字のいずれかが的中した場合には、コーナーベットによる当選なので配当倍率は9倍です。
チップを9枚ベットしているのでプラスマイナスゼロという結果になります。
配当36倍
中心の数字の上下左右いずれかの数字が的中した場合には、スプリットベットとコーナーベットの2種類に当選しています。
コーナーベットは両端の2枚が当選しているので、9倍×2=18倍となり、スプリットベットの18倍をプラスして配当倍率は36倍です。
チップを9枚ベットしているので、差し引き27枚のプラスになります。
配当144倍
フラワーベットの中心の数字が的中すれば配当倍率は144倍!一般的なルーレットで期待できる最高倍率が獲得できます。
倍率の内訳は以下のとおりです。
ストレートベット | 中心の数字1ヵ所 | 36倍 |
スプリットベット | 上下左右4枚 | 18倍×4=72倍 |
コーナーベット | 4隅の4枚 | 9倍×4=36倍 |
合計 | 144倍 |
フラワーベットが当選する確率
フラワーベットで賭けた場合の、それぞれの倍率で当選する確率をまとめました。
配当倍率 | 当選する確率 | 利益(チップのプラス) |
---|---|---|
9倍 | 10.8% | プラスマイナスなし |
36倍 | 10.8% | 36枚ー9枚=27枚 |
144倍 | 2.7% | 144枚-9枚=135枚 |
37個の数字(アメリカンルーレットは38個)に対して9個に賭けているので、いずれかの倍率に当選する確率は、9/37となり24.3%です。
さらに、9倍の配当では利益は獲得できません。利益が出る数字はコーナーベットの4隅の数字をのぞいた5個になります。
そのため、実際に勝利金を獲得できる確率は、5/37であり13.5%です。
赤・黒などのアウトサイドベットに賭けた場合の当選確率は50%、チップは1枚からベット可能です。
それに対してフラワーベットで利益を獲得できる確率は約24%でチップは最低9枚必要なので、ハイリスクハイリターンのベット方法であることは間違いありません。
フラワーベットの手順をわかりやすく解説【初心者向け】
フラワーベットの賭け方を初心者プレイヤーにもわかりやすくご紹介します。
中心になる数字を決める(ストレートベット)
まずはじめに、フラワーベットの中心になる数字を決めます。花びらを開かせるためにルーレットテーブルの中心にある10種類の数字から選択します。
シングルベット可能な数字 | 5、8、11、14、17、20、23、26、29、32 |
上下左右にベットする(スプリットベット)
スプリットベットは2つの数字に同時に賭ける方法です。
ストレートアップでベットした数字の上下左右に4個のチップをベットします。必ず2つの数字の間にチップをおかなければなりません。
4隅にベットする(コーナーベット)
コーナーベットは4つの数字に同時にベットする方法です。
ストレートアップでベットした数字の4隅にそれぞれ4枚のチップをベットします。この3ステップで9枚のチップの配置が完了しました。
中心になる一つの数字をぐるっと囲むように8枚を配置すると覚えれば簡単です。
フラワーベット法のメリット・デメリット
フラワーベット法は高配当が狙える反面、1度のベットで9枚のチップを失うリスクがある賭け方です。
フラワーベット法のメリットとデメリットを検証しました。
フラワーベット法のメリット
メリット | デメリット |
---|---|
高配当が狙える(最大144倍) | 中心数字を外すと全体が崩れる |
複数箇所に賭けるのでヒット率が比較的高い | 1回あたりのベット額がやや多くなりがち |
初心者も利用しやすい | 数字の選び方によっては当たりにくくなる可能性もある |
高配当を狙えるチャンス
フラワーベット法はルーレットの中でも最も高配当を狙える賭け方です。
ストレートアップ、スプリットベット、コーナーベットの3種類を効果的に組み合わせることで最大144倍の高倍率が実現します。
少ない資金で大きなリターンを目指すプレイヤーにとって魅力的な攻略法です。
ヒット率が比較的高い
フラワーベット法は、9枚のチップを効率的に配置することでリスクの分散を図りながら、勝利が期待できる賭け方です。
ひとつの数字を中心に花びらのように周囲にチップを配置するため、広範囲をカバーしながらもベット方法の組み合わせで高配当を狙うことが可能です。
またベット額を固定することで予算管理がしやすく計画的な運用が可能です。
初心者も使いやすい
フラワーベット法は賭け方がシンプルで、基本的な手順さえ理解していれば初心者にも取り組みやすいベット方法です。
また、9枚のチップが必要ですが、常に最低ベット額で賭けていけばそれほど多くの資金が必要ではありません。
また、3種類の方法の組み合わせでリスクが分散されるので、プレイヤーにとっては精神的な負担が少なく、気軽に試せる攻略法です。
フラワーベット法のデメリット
ハイリスクハイリターン
フラワーベット法はルーレットで想定される最も高倍率の配当が狙える一方で、勝利金が獲得できる確率は13.5%です。また、フラワーベットが実践できる中心数字は10種類に限られるので、中心数字が外れると全体が崩れてしまいます。
またルーレットは完全に運に依存したゲームであり、結果は運まかせなので、時には負けが継続するケースも想定されます。
運よくヒットすれば最大144倍の高配当、その反面、無配当が継続する場合もあるハイリスクハイリターンのベット方法です。
資金管理が必要
フラワーベット法を実践しているうえで最も重要なポイントは冷静な資金管理です。
一度に9ヵ所にベットするため、一度のベットで投入する額が大きくなる傾向があります。そのため、自分自身の予算管理が何よりも重要です。もしも負けが続いた場合には冷静に損切りをして資金管理をしなければなりません。
リスクに応じた柔軟な賭け金の調整が、長期的に利益を得るための鍵となります。
フラワーベット法を実践するコツや注意点
フラワーベットは高配当を狙える反面、成功の確率は決して高いとはいえないベット方法です。
実際に使用する際のコツや注意点をご紹介します。
フラワーベットに適したルーレットを選択する
フラワーベット法を使用する際には適したルーレトの選択する必要があります。
ルーレットにはヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットの2種類があります。
- ヨーロピアンルーレット:数字は1から36と0の37個
- アメリカンルーレット:数字は1から36と0、00の38個
数字が一つ少ない分、わずかですがヨーロピアンルーレットのほうがターゲットの数字が出現する確率が高くなります。
効果的な中心数字を選択する
ルーレットは完全に公平なゲームであり、基本的にゲームの行方は運任せです。
しかし、実際にルーレットをプレイしていると、不思議と出現率が高い数字やホイールエリアの傾向が見える場合があります。
フラワーベットを実践する際には、ランダムに中心数字を選ぶのではなく、ゲームをじっくりと観察して出目の傾向を把握すれば、少しでも配当獲得の確率がアップする可能性があります。
無理のない運用を目指す
フラワーベット法はハイリスクハイリターンのベット方法です。そのためリスクをしっかり認識し無理に大きな額を賭けるのではなく、自分の資金の範囲内で余裕を持った運用をしなければなりません。
また、短期的な利益を求めすぎないことも大切です。
フラワーベットの当選確率は24%、さらに勝利金が発生する確率は約13.5%です。配当を獲得できる確率は決して高くないため、長期的な視点で取り組むことが求められます。連敗が続いた際にも冷静さを保ち計画的に実践を重ねることがフラワーベットの成功につながります。
フラワーベットの応用
フラワーベットは9個の数字にベットする方法です。同じ9種類のユニットをルーレットマット上に最大4ヵ所設置することが可能、状況に応じてダブルフラワー、トリプルフラワーとベット範囲を拡大することが可能です。
たとえば、4を中心数字としたフラワーと11を中心としたフラワーの両方にまたがる8が出現した場合には、スプリットベット18倍×2=36倍とコーナーベット9倍×4=36倍をプラスした72倍の配当が獲得できます。
ただし、ベット範囲を拡大すれば当選確率がアップする一方でベット金額も増大します。フラワーベットの応用は、自己資金とよく相談して余裕のある場合に実践しなければなりません。
フラワーベットで結果が出ない場合には
フラワーベット法を使用しても思うように結果が出ない場合には、継続をし続ければ損失は予想以上のスピードで拡大していく恐れがあります。
あらかじめ計画を別途資金を使い切った場合にはそれ以上フラワーベットに固執せずに、より確実なベット法にシフトすることも検討しなければなりません。
例えばフラワーベットのようなインサイドベットを中心とした賭け方から、勝率が高いアウトサイドベットを中心に賭ける方法に切り替え、負けが続いても一度の勝利で取り戻せるマーチンゲール法などのシステムベットを活用するのもひとつの方法です。
フラワーベット法のまとめ
フラワーベット法は運よくヒットすればルーレットの最大倍率を実現でき、しかも、マット上に花びらが開いたような視覚的にもはなやかで、しかも、とてもシンプルなベット方法です。
反面、アウトサイドベット中心の賭け方と比較すれば、負けるリスクも少なからず増大します。
フラワーベット法を実践するためには、ハイリスクを恐れないチャレンジスピリットと冷静な資金管理、判断力の両面が求められます。
初心者プレイヤーにもわかりやすいベット方法ですが、ルーレットのルールを十分に理解したうえで、計画的に利用することをおすすめします。