RNGは、Random Number Generator（ランダム・ナンバー・ジェネレーター）の頭文字を取った略語で、日本語では乱数生成器と呼ばれます。
Randomは「ランダム」、Numberは「数字」、Generatorは「発生器」となります。
事前に予測できないような数を特定のパターンや規則性がなく（ランダム）数値を生成する装置やアルゴリズムのことです。
多くのゲームにおいて予測不可能性を保つために採用されていて、公平性を保つためにはなくてはならない仕組みです。
RNGが搭載されているゲーム
ゲーム内のランダムなイベント発生（宝箱の出現、敵の出現など）運ゲー要素（自身のスキルよりも結果が運次第で決まることが多い）の高いゲームに対して使われたりしています。
RNGが使用されているゲームを挙げていきましょう。
オンラインカジノゲーム
オンラインカジノで遊べるスロットやルーレット、ブラックジャック、バカラ、ポーカーなどのカジノゲームもRNGを使用してに結果が決定されています。
RNGは完全にランダムにであるため、どのスロットを選んでも勝つ確率は同じです。プレイヤーがオンカジのスロットで勝つためのチャンスは平等に分配されています。
しかし、RNGは単純にランダムな数字を生成するだけでなく、スロットが設定されたペイアウト率に基づいて、勝利を出す確率を調整することができます。
つまり、RTP（ペイアウト率）が高いスロットは、RNGが勝利を出す確率が高くなるというわけです。
また、RNGを使ってカードをシャッフルしたり、プレイヤーにランダムにカードを配られるため、すべてのプレイヤーが公平な状態でゲームを開始できます。
ライブカジノゲームの、「コインフリップ」などは、サイコロや2枚のコインを投げて結果を決めるので、RNGの原理を組み込んだゲームですね。
ビデオゲーム
RPG（ロールプレイングゲーム）やアクションゲーム、シューティングゲームなどのビデオゲームでは、RNGがゲーム内のイベントやアイテムのドロップ率、敵の行動パターン、クリティカルヒットの発生などを決定するのに使用されます。
特定の確率で発生するため、プレイヤーの意図した戦略を超えて運の要素が絡むことになります。
たとえば、『ファイナルファンタジー』シリーズや『ポケモン』シリーズでは、戦闘中のダメージ計算や遭遇する敵の種類などがRNGで決定しています。
ランダムな要素がゲームに組み込まれると、プレイヤーは対応するための戦略を考えるので、状況に応じて最適な行動を選択することを求められ、ゲームプレイに深みと複雑さが生まれ、より長くプレイヤーがゲームを楽しめるわけです。
ガチャゲーム
ソーシャルゲームやモバイルゲームでは、キャラクターやアイテムを入手するための「ガチャ」システムにRNGが使用されています。
プレイヤーがガチャを引くたびに、RNGによってどのアイテムやキャラクターが手に入るかがランダムに決定されるので、欲しいアイテムが得られるかどうかは完全に運に依存します。
RNGの役割
ゲームを開発するゲームプロバイダーは、公正なゲームプレイを確保するために独立した第三者の監査機関での審査をパスしなければ、オンラインカジノにスロットを提供することはできません。
人気スロットを手がける、Playn'goやRelax gamingなども開発したゲームは全て審査を専門に行うeCORGAやQUINEL、GLIなどの機関で、スロットが公正であることを確認するために、ランダムなテストを実施しています。
RNGは不正行為が行われないように重要な役割を担っています。
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