太田半兵衛
タイのカジノは合法化に向けて動き出しています!解禁時期や候補地について説明しています。さらにタイで合法で遊べるギャンブルについても解説
タイは、東南アジアの「微笑みの国」とも呼ばれる穏やかな仏教国家であり、観光地やリゾートが多い国として知られています。
まず、タイにカジノがあるか?という点ですが、結論から言うと、残念ながらタイにはカジノはありません。タイでは日本と同様にカジノは違法とされています(2024年3月現在)。ただし、合法で遊べるギャンブルはいくつかあります。
タイ国内でもカジノ合法化への議論が進められていますが、解禁まではもう少し時間がかかりそうです。
この記事では、タイのカジノのカジノ解禁に向けた動きや候補地などについて詳しく解説しています。
タイには日本企業が数多く進出し、観光客がとても多い国のひとつです。しかし、カジノは違法となっており、残念ながら合法的に遊べるカジノはありません。
タイに旅行をすると、首都バンコクなどでもカジノの誘いを受けることがあります。しかし、違法なので十分注意してください。
しかし、すべてのギャンブルが違法というわけではなく、プレイできるギャンブルもあります。
日本と少しにているギャンブル事情です。
2023年ごろよりタイでも統合リゾートの設立を含むカジノの合法化の議論が政府内でも始まり、間もなく解禁になる方向で推進されています。
カジノが解禁となれば、タイにはプーケットなどの世界的に有名なリゾート地があるので一気にアジアのカジノをリードする地域に成長するかもしれません。
日本からタイへは成田空港、羽田空港、中部国際空港、関西空港などの主要空港から直行便でおよそ7時間で到着。韓国や香港に比べると時間がかかりますが、海外旅行を味わうにはちょうど良い距離とも言えます。
2021年よりタイでもカジノ合法化に向けた議論が本格化し、2023年にはカジノ開設による収入増が副首相より提言され、開設に向けた動きもすでにスタートしています。
そして、2024年に入り、タイ議会に設置されているカジノ合法化検討委員会より、国会に法案が提出される動きになっています。
タイのカジノ合法化は秒読み段階といえるでしょう。
国会承認を経て法案が成立するまでには、およそ2年から3年程度の時間が必要です。
その間にカジノを設置する国内の候補地選定を進めたとしても、法案成立後に建設開始となるので、実際にタイ国内でカジノが楽しめる時期は2030年以降になると予想されています。
タイにおいて新たに開設されるカジノはどのような方向性になるのでしょうか。
まずは、カジノが解禁される際のメリットとデメリットを検討してみましょう。
タイには現在カジノがないために、カジノ目的の観光客は近隣の国に流出していると考えられます。そもそも観光が大きな産業となっているので観光客の足をとめて滞在を促すために、宿泊施設や文化施設などとの複合的な施設を設置する大型IRリゾートの建設が主体となるのではないでしょうか。
しかし、同様に仏教国家として成立しているタイの文化を保護するために、建設地は限定され、あるいはタイ国民は利用できない施設としてスタートすることも考えられます。
日本でのIR構想もまた、海外からの富裕層を誘致しつつ国民へのカジノ依存層対策を重視するエリアを限定してカジノを規制しながら解禁する方向で検討がすすめられています。
タイで解禁されるカジノも日本と同タイプの開発となり、開設する時期もほぼ同じ頃になるのは間違いありません。
シンガポールや韓国などの事例が参考にして進められることが予想されます。
タイ国会のカジノ実現可能性調査を行う委員会では、いくつかの地域が候補地として検討されています。
バンコクはタイ王国の首都であり、都市圏の総人口は1,600万人を超える世界でも有数の大都市に成長しています。
バンコクには巨大なショッピングモールやラグジュアリー感があるホテル、歴史を感じる観光地なども数多く存在し、観光とカジノを楽しむ一大拠点として注目されています。
パタヤはバンコクから海岸沿いで160Km 、首都から程近い世界的なリゾート地です。ベトナム戦争時の米軍保養地として発展し現在にいたっています。
海外からのアクセスも良好な候補地です。
プーケットはタイ南部マレー半島の西側に浮かぶタイ最大の離島です。白い砂浜と整備された観光施設が充実し世界中から観光客が訪れています。
リゾート気分でカジノを楽しむには最適な候補地です。
プーケットの海を挟んだ東側に位置するクラビも、風光明媚な観光地として候補に挙げられます。
チェンマイはタイ東北の山間部に位置する、バンコクに次ぐ第2の都市です。歴史申建築物が数多く現存する美しい都市は「北方のバラ」とも呼ばれます。
ほぼ正方形周囲1.5Kmの城壁に囲まれた旧市街では様々な仏教建築や遺構が見られます。
エキセントリックな観光にカジノの楽しさがプラスされれば観光客の増加が期待できます。タイ最北部の旧都チェンライも候補地の一つです。
タイ東北部ラオス国境に近いウドンタニやコーンケーンも候補地のひとつです。
世界遺産のバーンチェン遺跡など東南アジア地域の先史時代の遺跡が残る、一度は訪れてみたいエリアです。IRリゾートが誕生すれば観光に適したエリアとして人気が高まるのではないでしょうか。
東アジアおよび東南アジア地域におよそ18の国や地域がありますが、その中の半数以上、11の国あるいは地域でカジノが解禁されています。
カジノが合法化されているアジアの国々は以下の通りです。
タイに旅行してカジノを楽しむのであれば、近隣のカジノが解禁されている国に出向けばプレイできます。
タイから比較的行きやすいカジノがある国は、カンボジア・ベトナム・マレーシア・シンガポール・ラオスなどがあげられます。
なかでも、国境を接して空路でも陸路でも行きやすいカンボジアやベトナムがおすすめです。
カンボジアのカジノではタイの通貨であるバーツでプレイできるので、タイから訪問する際に両替の必要がなく、とても便利です。
カンボジアはタイと国境を接し、バンコクから首都プノンペンまでも飛行機で1時間30分程度で到着します。また、国境を接する街であれば陸路で入国することも可能です。
カンボジアでは国内に150ヶ所以上のカジノが開設されているといわれ、首都プノンペンやベトナムと国境を接するバベット経済特区などは世界でも有数のカジノシティとして有名です。また、タイからカジノを訪問するのであれば、国境を接している街ポイペトがおすすめです。
また、アジアの他の地域と比較しても少ないベット額で楽しむことができるので、カンボジアであれば日本円で3万円から5万円程度の資金があれば十分に楽しめます。
カンボジア国内の治安は決して良いとはいえませんが、カジノが立地する統合リゾート内は警備が行き届いているので問題はありません。
ベトナムのカジノは2017年に合法化され、現在では国内の数多くのエリアで開設されています。
ベトナムカジノでは、会場に入ってもテーブルでプレイするディーラーを見かけることはありません。ベトナムでは、カジノは電子ゲームとして解禁されているのです。
スロットを始めとした電子マシンが中心で、テーブルゲームももちろんありますがディーラーがカードを配るのではなく、テーブルのモニターをタッチしてプレイするスタイルです。
日本のゲームセンターの大型版といったイメージでとらえられるかもしれません。カジノ初心者の日本人にとっては、むしろ馴染みやすく、気軽に利用できるのではないでしょうか。
また、首都ホーチミンをはじめ最大の都市ハノイや世界的なリゾート地ダナンなど、カジノがある都市は数多く、タイ旅行で立ち寄るには最適なエリアです。
ベトナムは日本からは6時間30分程度、タイの首都バンコクから首都ホーチミンまでは1時間30分程度で到着します。日本からであれば、タイを訪問する前後に1泊から2泊程度ベトナムのカジノシティを旅行日程に組み込んではいかがでしょうか。
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