ルーレットのルールと賭け方、種類、ルーレット用語について、初心者にもわかりやすいように解説しています！
カジノゲームの定番「ルーレット」は、回転するホイールに球が入る箇所を予想して賭けるというシンプルなカジノゲームです。
賭ける場所よって賞金の倍率や勝率が異なるので、さまざまな賭け方で楽しむことができます。
この記事では、ルーレットのルールと賭け方、種類、ルーレット用語について初心者にもわかりやすいように解説していきます！
プレイヤーは、ボール（球）がホイール（回転盤）のスポットを予想して、テーブル上の「数字」や「色」にチップを置きます。
「赤か黒」、「偶数か奇数」、「特定の数字」や「数字の範囲」などに賭けることができます。
べット時間が過ぎるとディーラーがホイール（回転盤）を回し、中に球（ボール）を投入します。
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ルーレットには、大きく分けて以下の2つのレイアウト（賭けるエリア）にベットすることができます。
それでは、ルーレットのチップの置き方の図解と共に順番に説明してきます。
インサイドベット（Inside bet）は、数字が書いてあるエリアに賭けることを言います。
1つの数字だけに賭ける必要はなく、複数の数字をまたぐようにチップをベットすると、複数の数字に賭けることもできます。
また、インサイドベットの賭け方はいくつもあり、賭け方によって配当が変わります。
インサイドベットの賭け方には以下の方法があります。
| 賭け方の名称 | 賭け方 | 配当 | ヨーロピアン確率 | アメリカン確率 |
|---|---|---|---|---|
| ストレートアップ（Straight up bet) | 1つの数字にベット | 36倍 | 2.7％ | 2.6％ |
| スプリットベット（Split bet） | 2つの数字にベット | 18倍 | 5.4％ | 5.3％ |
| ストリートベット（Street bet） | 3つの数字にベット（縦1列に並ぶ3つの数字） | 12倍 | 8.1％ | 7.9％ |
| コーナーベット（Corner bet） | 4つの数字にベット（角を隣接する4つの数字） | 9倍 | 10.8％ | 10.5％ |
| ラインベット（Line bet） | 6つの数字にベット（縦2列に並ぶ6つの数字） | 6倍 | 16.2％ | 15.8％ |
| フォーナンバー（Four number）＊ | 0～3の４つの数字にベット | 9倍 | 10.8％ | ー |
| ファイブナンバー（Five number）＊ | 00、0～3の5つの数字にベット | 7倍 | ー | 13.2％ |
＊フォーナンバーは「ヨーロピアンルーレット」と「フレンチルーレット」のみで賭けることが可能です。
＊ファイブナンバーは「00」のある「アメリカンルーレット」のみで賭けることが可能です。
ストレートアップは、0～36の数字のどれか1つにチップをベットする方法です。
ルーレットでは最も高配当な賭け方で、配当は36倍となります。別名は「シングルナンバー」。
スプリットは、2つの並んでいる数字の間にチップを置き、2つの数字にベットする方法です。配当は18倍となります。
ストリートは、縦1列に並んでいる3つの数字の一番下のライン上にチップを置き、3つの数字にベットする方法です。配当は12倍となります。
コーナーは、4つの数字の中央にチップを置き、4つの数字にベットする方法です。配当は9倍となります。
ラインベットは、縦2列の6つの数字の一番下のライン上にチップを置き、6つの数字にベットする方法です。
配当は6倍となります。別名「ストリートベット」または「シックスナンバーズベット」。
フォーナンバーは「0」と「1、２、３、」の間にあるライン上にチップを置き、「0、1、２、３」にベットする方法です。配当は9倍となります。
フォーナンバーは、ヨーロピアンルーレットとフレンチルーレットのみ使用できます。
ファイブナンバーは、「0」「00」と「1、2、3」の間にあるライン上にチップを置き、「0、00、1、2、3」にベットする方法です。配当は7倍となります。
ファイブナンバーは、アメリカンルーレットのみ使用できます。
アウトサイドベット（Outside bet）とは、数字の書かれている外側エリアに賭けることを言います。
「赤または黒」、「偶数か奇数」などさまざまな予想で賭けることができます。
また、インサイドベットの賭け方はいくつもあり、賭けるエリアによって配当が変わります。
アウトサイドベットの賭け方には以下の方法があります。
| 賭け方の名称 | 賭け方 | 配当 | ヨーロピアン確率 | アメリカン確率 |
|---|---|---|---|---|
| コラムベット | 12つの数字（横一列の数字） | 3倍 | 32.4％ | 31.6％ |
| ダズンベット | 12つの数字（縦一列の数字） | 3倍 | 32.4％ | 31.6％ |
| レッド／ブラックベット | 「赤」または「黒」 | 2倍 | 48.65％ | 47.37％ |
| ハイ／ロウベットベット | 「1-18」または「19-36」 | 2倍 | 48.65％ | 47.37％ |
| オッド／イーブンベット | 「奇数（ODD）」または「偶数（EVEN）」 | 2倍 | 48.65％ | 47.37％ |
カラムベットは、「2：1」と書かれたエリアにチップを置き、横一列の12つの数字に賭ける方法です。配当は3倍となります。
ダズンベットは、「1st-12」「2nd-12」「3rd-12」と書かれたエリアにチップを置き、縦4列の12つの数字に賭ける方法です。配当は3倍となります。
レッドブラックは、中央にある赤もしくは黒のエリアにチップを置き、赤または黒に賭ける方法です。配当は2倍となります。
ハイロウは、「1-18」「19-36」と書かれたエリアにチップを置き、「1-18」または「19-36」の数字に賭ける方法です。
配当は2倍となります。
オッドイーブンは、「ODD（オッド）は奇数」「EVEN（イーブン）は偶数」と書かれたエリアにチップを置き、奇数または偶数に賭ける方法です。
配当は2倍となります。
ルーレット基本の賭け方を学んだら、勝率を上げるための必勝法や面白い賭け方も試してみよう！
それでは、ルーレットの基本的なゲームの流れをオンラインカジノのルーレットで説明してきます。
まずは、自分が参加してみたいルーレットを選び、テーブルに着席します。
ライブカジノの場合、着席時にゲーム途中の場合があるので、その時は次のゲームになるまで待っておきましょう。
赤・黒・数字など自分の好きな箇所にチップをいくら賭けるか決め、チップをテーブル上に置きます。
チップを賭ける時間は制限されていますが、制限時間内であれば、チップ金額を変更することが可能です。
賭け時間終了の合図である「No More Bet（ノー・モア・ベット）」が聞こえたら、チップを賭けることはできません。
終了の合図と同時にルーレットのホイールに球が投げ込まれます。
ルーレットが回転し、球がホイールに入るとゲーム終了です。
次に、カジノのルーレットやオンラインカジノのルーレットで禁止されている賭け方をお伝えしていきます。
2重賭けとは、アウトサイドベットで勝率が約50%のエリアである「レッドブラック」「ハイロウ」「オッドイーブン」で両方に賭けることをいいます。
例えば、レッド（赤）とブラック（黒）の両方に賭けることを指します。
0～36（37）全ての数字に賭けるオールナンバーベット（All number bet）も禁止されています。
ストレートアップベットを全部に行えば当然当たりますが、利益にならずに当たっても損失が生まれます。
コラムベットの3か所すべてに賭けることやダズンベットの3か所すべてに賭けることを指します。
0以外の数字に入れば当然当たりとなりますが、禁止されています。
ランドカジノやオンラインカジノでは、ルーレットのテーブルごとにミニマムベット（最低ベット額）が決められています。
当然、ミニマムベットを下回るチップを賭けることはできません。
オンラインカジノではミニマムベットを下回るベットは自動でできませんが、ランドカジノではディーラーがチェックをしています。テーブルに座る前に必ず確認しておきましょう。
ルーレットは決められた時間内にベットする必要があります。
「No more bet」(ベット時間終了）の後は、賭けることも当然できませんが、すでに賭けたチップを移動することも禁止されています。
ランドカジノやオンラインカジノでプレイできるルーレットには大きく分けて主に3タイプがあります。
ヨーロピアンルーレットは、0～36までの数字が設定されており、計37個の数字がホイールに記載されています。
アメリカンルーレットは、0～36までの数字に加え、「00」という数字が設定されています。計38個の数字がホイールに記載されています。そのため、ヨーロピアンルーレットよりも的中率は下がってしまいます。
フレンチルーレットは、ヨーロピアンルーレットと同様に0～36の計37個の数字がルーレットに記載されています。
しかし、ヨーロピアンルーレットやアメリカンルーレットと違い、アンプリゾンルールというものが適用されます。そのため、フレンチルーレットがルーレットの種類の中で最も勝ちやすいルーレットとなっています。
このルールは配当が2倍となる賭け方（赤もしくは黒に賭けるなど）をした時に、ゼロに入った場合は賭け金の半分もしくは次回のゲームで賭け金をそのまま利用できるというもの。
例）黒に100ドル賭けた場合、通常では100ドルが没収されますが、アンプリゾンルールであれば、100ドルの半分の50ドルが戻ってきます。または、100ドルが保留され、そのまま100ドルを再度賭けることができるのです。
カジノの定番ゲームである「ルーレット」で使われる専門用語をまとめています。「プレイ中やルール」と「ルーレット本体や道具」で使われる用語に分けて意味を説明していきます。
| アウトサイドベット | 数字の書かれている外側エリアに賭けること |
| インサイドベット | 数字の書かれている内側エリアに賭けること |
| イーブンマネーベット | ベット額と同額の配当がもらえるベット方法のこと。レッドブラック、ハイロー、オッドイーブンの賭け方を呼ぶ |
| ラパルタージュ | 球がゼロに入ると、半額が返金されるフレンチルーレットの種類 |
| アンプリゾン | 球がゼロに入ると、賭け金は没収されずに、次のゲームがプレイできるフレンチルーレットの種類 |
| ディーラー | ゲームを進行する人 |
| ハウスエッジ | 運営側の取り分 |
| オッズ | 確率 |
| アメリカンルーレット | 「00（ダブルゼロ）」があり38のポケットがあるルーレット。ホイールには |
| ヨーロピアンルーレット | 「0～36」までの37のポケットがあるルーレット |
| ボール | ルーレットで使われる球のこと |
| ボールポケット | 球が落ちるホイールにある区切られた場所のこと |
| ホイール | 回転盤のこと |
| スポット | ホイールに書かれている数字 |
| フレット | スポットの区切り |
| ホイールヘッド | ホイールの中心にある軸となる部分 |
| ボトムトラック | 球がホイールに落ちるまでに転がる外周のこと。バックトラックとも呼ばれる |
| ルーレットチップ | ルーレットだけ使用されるカジノチップ |
| スタック | チップ20枚を積み重ねたもの |
ルーレットは、17世紀のフランスで生まれたと言われています。その起源は不明ですが、当時のブリキ職人であるブラン兄弟によって考案されたという説が有力です。
初期のルーレットは、現在のような数字の配置やゼロの存在はなく、色だけのゲームだったと言われています。その後、18世紀になりフランスのカジノで「ルーレット」の名前で広くプレイされるようになり、ホイールに数字とゼロが追加され、現在の形に近づいていきました。
19世紀には、ルーレットがヨーロッパ全土で人気を博し、モンテカルロカジノなどで特に盛んにプレイされるようになりました。また、アメリカでは、追加のダブルゼロ（00）を導入したバージョンが広まり「アメリカンルーレット」と呼ばれるようになりました。
現代のルーレットは、フランスのシングルゼロ（European）ルーレットや、アメリカのダブルゼロ（American）ルーレットが主流ですが、さらに多くのバリエーションが存在します。
ルーレットは、カジノゲームの中でも定番の人気ゲームで世界中のカジノでプレイされています。また、オンラインカジノの登場により、より気軽にプレイできるようになりました。
ルーレットの魅力は、そのシンプルさと興奮にあります。数世紀にわたって進化し、今日でも多くの人々に愛され続けています。
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